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注目企業インタビュー

利益をドライバーに還元することを重視<br />
スタッフが輝きつながる軽貨物運送会社

サービス

利益をドライバーに還元することを重視
スタッフが輝きつながる軽貨物運送会社

株式会社 Stella bridge
代表取締役社長 田島 直人

PROFILE

24歳。小学生の頃から人とのつながりを大事にし、思いやりの気持ちを常に忘れずに成長する。親の勧めで一度は地方公務員になるが、マニュアル通りにしか進められない仕事に不満が募ったこともあり、2年で退職。軽貨物運送のドライバーに転身する。個人事業主を経て、2023年1月に(株)Stella bridgeを設立した。

COMPANY DATA

株式会社 Stella bridge

住所
〒232-0071
神奈川県横浜市南区永田北1-27-18
URL
https://stella-bridge.com/

個人宅を中心に幅広い配送サービスを手がける(株)Stella bridge。公務員から軽貨物運送の道へ進んだ田島社長はドライバーに利益を還元することを大事にし、感謝の気持ちで事業を成長させている。その仕事ぶりに、元ボクシング世界王者の八重樫東さんが迫った。


 

小2で人のつながりが大切だと意識

八重樫 軽貨物運送の配送サービスを手がける(株)Stella bridgeさん。私も軽貨物運送会社を経営していて、田島社長の右腕である沼崎さんは共通の知り合いなんですよね。だからとても親しみが湧きますし、御社を応援したい気持ちでいっぱいです。それでは、さっそく田島社長がこの業界で独立されるまでの歩みを教えてください。

田島 私は公務員の多い家系に生まれ育ち、子どもの頃から人が大好きだったんです。小学2年生の時に腕を骨折しましたが、その際に授業や給食の時間にクラスメイトが助けてくれた体験から、人と人とのつながりが何よりも大切だと意識するようになりました。その後は野球や水泳に励み、学級委員長、応援団長を務めるなど、皆の中心になる立場に身を置きながら思いやりを持って接してきたつもりです。高校卒業後は親の勧めに従い地方公務員になりました。ただ、若いのに定時で帰宅させられ、「マニュアル通りにやれ」と叱られる仕事に物足りなさを感じるようになったんです。

八重樫 なるほど。もっと主体的に人生を歩もうと考えたわけですね。

田島 ええ。もともと経営者になりたいという思いがあったので、役所を2年で退職して軽貨物運送のドライバーに転身し、2023年1月に当社を創業しました。スタッフも1年半で25人まで増員することができ、子どもの頃から抱いてきた「人の役に立ちたい」という気持ちを貫いているんです。

八重樫 田島社長のその素晴らしいスタンスについて、さらに詳しくお聞きしたいです。

田島 軽貨物運送はドライバーがいて成り立つ業種なのに、現場で汗を流しているドライバーを粗末に扱い、お金を吸い上げることばかり考えている経営者が残念ながらこの業界にはいます。そのような実態を知った私は、見過ごすことができなくなりました。そこで当社はドライバーへの還元を重視しているんです。この業界で働く同世代の人よりも高い給料を払い、私自身も会社の利益を人のために使うことに喜びを感じています。
 
 

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