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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

利益をドライバーに還元することを重視
スタッフが輝きつながる軽貨物運送会社

 

皆が輝きながらつながる会社を目指す

八重樫 そうした田島社長の見事なポリシーのもとで活躍するドライバーさんは、どのような方々なのですか?

田島 実は当社のドライバーは全員が知り合いなんです。以前からつながりがある人材を雇用し、紹介してくれた方もドライバーも当社も、誰もが幸せになれるシステムで成長しています。口コミで集まってくれた仲間同士ですから、現場で困ったことがあっても助け合うことができますし、休憩時間も皆で食事に行くなど、スタッフ全員の仲が良いところも当社の特長の1つなんですよ。そのおかげで離職者は少なく、この業界では珍しくこれまでにわずか5人です。

八重樫 田島社長は、なぜ、そこまで頑張ることができるのでしょうか?

田島 私の原動力は皆の笑顔なんです。スタッフとはよく食事に行きますが、そのたびに仕事や会社のことを楽しそうに話す顔を見ると、「自分は彼らの人生を背負っている。何があっても守らなければ」と決意を新たにします。ちなみに社名の「Stella」とはラテン語で「星」、「bridge」は英語で「橋」という意味です。スタッフ一人ひとりが星のように輝きながらつながる会社を目指す、という理念を社名には込めました。

八重樫 その目標を着実に達成し、さらなる未来に向かっているところですね。

田島 おっしゃる通りです。当社も規模の拡大に伴い、管理者を育成する時期になってきました。ただ、いくら効率が悪くても私が現場に寄り添ってドライバーと接し、彼らの悩みや希望をしっかり聞き取ったうえで、それを経営に反映させる会社であり続けるつもりです。

八重樫 安定した公務員の立場を捨て、軽貨物運送業界に転身して本当によかったと感じているのではないですか?

田島 はい。この仕事は頑張れば頑張ったぶんだけ評価されます。私も公務員だった頃より仕事をする時間は長くなりましたが、毎日が充実していますね。協力会社も1年間で10社まで増えました。
 
 

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