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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

防災グッズの販売をメインに事業を展開
社会に貢献し防災業界の未来を切り開く

 
緒方 災害大国の日本ですから、需要も高いでしょうね。販売はどちらで行っているのでしょうか?

志賀 駅の構内や商業施設、友人主催イベント会場などお客様が目に付きやすい場所で出張販売をしています。防災対策に関わり対面販売16年の実績を持つ息子を中心に、お客様と直接対面することにこだわって、さまざまな商品やサービスを販売しています。また、いざという時にお客様が困らないよう、使い方の実演・アドバイスも行っているんです。

緒方 驚きました!そこまで親身に対応してくれるのですね!
 

被災した当事者だからこそ防災の重要性を感じる

緒方 そもそも、志賀社長はどういったきっかけで防災グッズの販売を始められたのでしょうか?

志賀 私は福島県出身で、福島原発のすぐ近くに実家があるんです。3.11の東日本大震災・原発過酷事故の時に被災して、一週間以上も家族の安否確認が取れず、その後の避難生活を見聞きし、本当につらい思いをしました。この経験によって自然災害はもとより人為的な災害も意識した準備の必要性を感じ、首都直下型地震・南海トラフ大地震などの災害が想像できる今、心が動き出しこの事業をスタートしたんです。

緒方 福島原発のすぐ近くですか!志賀社長は誰よりも災害の苦労を知る当事者だったわけですね。こちらでは、どういった商品を扱っておられるのでしょうか?

志賀 例えば保存食では、7年間保存可能なレトルト食品のご飯やパン、クッキー、保存水などを販売しています。保存食として出回っているものは5年保存可能なアルファ化米が多いのですが、当社で取り扱うレトルト食品は7年間保存が可能なうえ、お水もお湯も調理も不要なんです。パウチになっていてスプーンも付いていますし、わかめごはんや五目ごはん、トマトリゾットやコーンピラフと、味つけにもレパートリーがございますので、お客様からご好評いただいております。また、加熱剤にお水を入れるだけで保存食などを温められるファイアレスヒーターやマグネシウムと水で発光するLEDライト、自立型携帯トイレといった防災対策グッズも、多種多様な種類のものを取り揃えているんです。

緒方 それは素晴らしい!実際にお客さんと対面する際に心がけている点についても、ぜひおうかがいしたいです。

志賀 災害が発生した際、ご家庭の冷蔵庫には3日分くらいの食料はあると思います。しかし行政が動き出し、支援物資が配布されるのは発災から数日を過ぎた頃です。この間は【自助・共助】の考えを持ちつつ、ご家庭でも約1週間分の保存食を準備して置くことが重要なポイントなのです。しかし、防災対策の重要性は当事者になって重みが増すまでなかなか理解できないもの。だからこそ、お客様にはこうした確かな知識をお伝えしたうえで、「世界で起こっている災害を思い返し、我が身に重ね一歩、踏み込んだ行動が<生き残る>一助になりますよ」ということを必ずお伝えさせていただいてるんです。
 
 

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