PROFILE

山形県出身。陸上（投てきブロック）の選手として県内の高校に進学した後、バンドを組んで音楽活動を展開する。学業修了後は長年にわたって住設メーカー・家電メーカーの仕事を経験した後、2017年に「一っ心住設 メンテナンスサービス」を創業した。地元・山形大学の学生たちの暮らしを支えている。

COMPANY DATA

山形大学の各キャンパスの周囲で、数多くの学生向け物件を管理する「一っ心住設 メンテナンスサービス」。代表の深瀬氏はオーナーの利益と入居者の利便性の確保を両立させ、快適な学生生活の支援に取り組んでいる。同氏の仕事の流儀に、タレントの矢部美穂さんが迫った。

1週間かかる工事を3日で完了させる

矢部　山形大学の学生さん向けの物件を中心に、マンションやアパートの管理・リフォームを手がける「一っ心住設 メンテナンスサービス」さん。まずは、深瀬代表が不動産業界に足を踏み入れたきっかけから教えてください。

深瀬　私は社会人となった当初はユニットバスのメーカーに勤務し、取り付け工事で現場を駆け回っていたんです。その後、家電メーカーのサービスマンに転身しました。当時の主な仕事は、山形大学の学生さんが住む物件に洗濯機などの家電製品を設置する工事だったんです。間違いのない施工で信用を積み上げた私は、やがて修繕やリフォームなどの工事も任されるようになりました。あまりの激務で一時はメーカーに戻ろうとも考えましたが（笑）、親しくなったオーナーさんや協力会社の人たちに引き止められ2017年に当社を立ち上げた次第です。

矢部　そこまで厚い信頼を得られたというのはすごいと思います。御社の特長はどういった点でしょうか？

深瀬　当社にはさまざまな強みがあります。まずはスピードの速さ。付き合いの長い協力会社の職人が一気に集まってくれるので、大工・電気・内装・ハウスクリーニングなど、通常は1週間程度かかる工事を3日で終わらせることが可能です。つまり、退去から入居までの空白期間が圧倒的に短くなるんですよ。また、当社は物件のオーナーさんと直にお取り引きをしているので中間マージンが発生しません。コストの削減にもなるんです。さらに当社は、引っ越しの際に学生さんの荷物を倉庫にお預かりするサービスもご提供しているので、遠方からの入学でもスケジュールを組みやすくなります。