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建設

塗装・防水・内装をトータルサポート!
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RUDesign
代表 上原 幸彦

PROFILE

43歳。高校卒業後は職人の世界へ入り、型枠大工や屋根工事の仕事を経験する。一度はトラックドライバーに転身して建設業から離れるも、仲間の励ましもあり30歳を過ぎて塗装職人に復帰し、「RUDesign」を立ち上げた。2023年10月には法人化も達成。現在は外壁・屋根の塗装、防水工事、リフォームなど幅広く手がけている。

COMPANY DATA

RUDesign

住所
〒252-0335
神奈川県相模原市南区下溝928-6
URL
https://xn--ccke7c7c2h3a4d6cc.com/

外壁・屋根の塗装から、防水工事、リフォームまで幅広く手がける「RUDesign」。代表の上原氏は、これまで数多の困難に直面するも、人との縁に支えられながら歩んできた。新たな分野への進出も見据える同氏のビジョンに、元ボクシング世界王者の八重樫東さんが迫った。


度重なる困難を乗り越えて開業

八重樫 住宅塗装を中心にさまざまな工事を手がける「RUDesign」さん。まずは上原代表が起業されるまでの歩みからじっくりお聞かせいただけますか?

上原 私は学業を終えると型枠大工や屋根工事職人として現場仕事を覚え、一度は独立も経験しました。ただ、当時は若かったこともあり「稼いだぶんだけ遊ぶ」というような日々で···(笑)。さらに、当時お世話になっていた親方が、ある時夜逃げのような形で失踪してしまい、下請けの私が多額の借金を背負わされることになってしまったんです。

八重樫 なかなか苦労の多い船出でしたね。その後の人生が気になります。

上原 私の父はトラック運転手でした。私自身も幼少期はドライバーに憧れていたことを思い出し、大型免許を取得してトラック運転手として出直すことにしたんです。そうして30歳を過ぎるまで一心不乱に働き、借金を完済しました。

八重樫 一度は職人の世界から離れていらっしゃったのですね。では、復帰された経緯も教えてください。

上原 職人をしている私の友達は、私がドライバーの仕事をしている間に皆、独立していて、「もう1回、屋根の仕事をやらないのか」と声を掛けてくれたんです。それで、私も戻ってみようと決意したのですが、今度は「一緒にやろう」と話していた友人が、直前になって大きな建設会社に引き抜かれてしまって――彼は二級建築士の資格を持っていて、会社から「一級建築士になるための勉強をさせる」と口説かれたと言うので、私は「そういうことなら行ったほうがいい。お互いの仕事が軌道に乗ったら、また一緒にやろう」と話して、2013年に皆に助けられながら独立した次第です。

八重樫 上原代表の男気を感じます。本当にさまざまな困難を乗り越えながら、今の立場を築いてこられたのですね。

上原 ええ。私自身もこれまで多くの方に助けていただきましたし、人との縁のおかげで今があると思っています。

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