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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

神奈川の大学で熱力学を学び、卒業後は大阪のボイラーメーカーに就職。その後は働きながら心理カウンセラーの資格を取得し、東京への転勤を経てコンサルティング会社などに転職した。コロナ禍をきっかけに「Field-UP」を立ち上げ、心理カウンセリングと内装設計などの技術職を組み合わせた独自の事業を展開している。

Field-UP
住所 〒114-0011
東京都北区昭和町1-4-7
ファインフィールド東館201
URL https://www.field-up.work/

設計、工事、プログラミング、映像制作、デザインなどの技術職と、心理カウンセリング。まったく異なる分野の事業を見事に両立させているのが「Field-UP」だ。若くして前人未踏の事業内容に取り組む上田代表ならではの仕事の流儀を、女優の宮地真緒さんがうかがった。


SNSでの心理カウンセリングを担当

宮地 心理カウンセリング、内装設計、省エネコンサルティング、ソフトウエア開発など、驚いてしまうくらい多様な事業を展開する「Field-UP」さん。まずは上田代表のご経歴をお聞かせください。

上田 僕は大学では機械工学を専攻し、熱力学を学んで卒業後はボイラーメーカーの設計士になりました。同時に、以前から興味のあった心理学を勉強するため学校に通い、カウンセラーの資格を取ったんです。やがて、転職した会社で建物・内装・家具などあらゆるものの設計を担当するようになりました。その後はコンサルティング会社に移り、工場の生産性向上やシステム構築、AIの開発などさらに業務の幅を広げていったんです。ちょうどその頃、コロナ禍が始まりました。不安に押しつぶされそうになる方が増え、全国的に心理カウンセラーが足りない状況になったんです。

宮地 なるほど。まさに上田代表の力が必要とされる時代になったわけですね。

上田 挑戦するなら今だと思い、退職して2020年に「Field-UP」を創業し、心理カウンセラーとしての活動を始めました。ただ、私は1つの業種にこだわっていません。自分にできることをやって社会貢献を果たせる人間になりたいので、カウンセリング以外の仕事も続けています。そのため、業務内容が複雑で説明しにくい会社になってしまいました(笑)。

宮地 それでは、メインである心理カウンセリングのお仕事を中心に、改めて事業内容を教えてください。

上田 僕は複数の心理学の学会に所属しており、現在は国や地方自治体から委託される心理相談業務に関わる機会が増えています。特徴はSNSでの相談に注力している点ですね。世の中にはオンラインを含め対面や電話でカウンセラーに相談するのが苦手な人も多いので、そういう方のため僕は主にSNSを利用したテキストベースでの相談を担当しています。もちろんそれだけではありません。契約した企業様に出向き、社員の皆様のカウンセリングも手がけています。他方、技術者としての仕事では、工場等の省エネ設計・設備導入コンサルティングを行い、内装工事でもオリジナル家具を含め設計から施工、引っ越しや移転、産廃処理まで担当しているんです。また、ソフトウエアではWebサイトやWebアプリ、スマホアプリなどを開発しています。特に業務改善を得意とし、僕が使用しているパソコンも設定した時間がきたら自動的に作業を進めるRPAを導入しているので、仕事が極めて円滑に進みます。

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