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コラム

移り行く世の中で生きるビジネスパーソンへ贈る 新しい時代に自分軸を持つ思考のヒント

さまざまな物事が目まぐるしく移り変わり、多くの情報が発信されて錯綜している昨今。その中で何を基準にし、何をすればよいのか、取捨選択に悩まされるビジネスパーソンも多い。本連載では、大学院在学中から個人事業主として芸能界・出版業界など多様なフィールドで活躍し、30歳で転職した上場企業ではスピード出世を果たすなど、確固たるビジネスノウハウを蓄積してきた、経営戦略コンサルタント・ストレングスコーチの壁山恵美子氏が、これからの新しい時代に向けて、仕事・ライフスタイル・コミュニケーションにおいて自分の軸を持って考えるための“思考のヒント”を、自身の業務や日常生活での実体験に基づき伝えていく。
 

2023年がスタート

時の経過は早いもので、2023年もスタートして、すでに20日が経過する「大寒」(1月20日)という日に、この3月号の原稿を書いています。年末年始とかお正月という節目を迎えても、年々季節感がなくなってきているのは、年齢のせいか、時代のせいか、自分の仕事が忙しくなっているからか・・・。

ちょうど5年ほど前から、年の後半である11月・12月と、新年明けての1月に定期的に「年間計画講座」という講座を開催しています。この講座は、リピーターの受講者様が多く、主催側の私自身も楽しみにしている講座ですが、今回も無事に開催を終えました。今回はこの講座から2023年の傾向などを私なりにお伝えしたいと思います。

風の時代へのラストスパート

立春が来ると、2023年は「癸卯(みずのとう)」がスタート。癸卯(水の弟)の「癸」は、「水の陰の気」雨や清流を司るといわれており、「卯」は四正で春の方角。ここ数年間の社会情勢や世界でのさまざまな出来事を見ていても、社会的な価値観が徐々に変わり始め、いよいよ新しい時代がスタートするということを感じていらっしゃる方も多いかと思います。2020年12月に起こったグレートコンジャンクション(複数の星が同じ位置で重なる現象)により「拡大」を表す木星と「制限」を表す土星が、「集合意識」や「情報」を表す水瓶座で重なって以降、徐々に変化してきています。

「癸」は陰陽五行でいう5つの気の最後のエレメント。2022年までの準備期間を経て、世代交代、古いものが終わり、新しい社会へと発展し、生活習慣などの変化に応じていくための最終段階にきていると言ってもよいかと思います。2023年以降では今までの歴史などが持っていた社会的な価値観が大きく変わり、まったく異なる世界が表出してくると考えています。これは、大きな「気」や「エネルギー」の変化でもあり、2023年はその大きな変化が起こる直前、つまり芽吹きが始まる時期。これからの新しい「風」の時代に向けての最後の切り替え年であるとも言えるでしょう。

以前、第8回のコラムで、これからは今までと異なる価値観や異なる思考パターンや行動のパターンが表出し始め、個性を大切にしていく時代へと突入していくであろうということを書きました。まさしく、至るところで言われている「風の時代」の到来!特に、この「癸卯」の2023年は、「水の陰の気」に後押しされ、雨粒のような小さな「個」が集まってより自由に動くことで相乗効果も生まれ、大きな流れを形成していくような年でもあると想定しています。ただし、経済的に運気の切り替わりが激しい年でもあり、社会的に整備され、発展するものもあれば、それが一気に崩れてしまうような事象が発生する可能性もあり、また、古い秩序を打破していくには、それなりの反発・反対勢力なども多く、新しい時代への変革のエネルギーが高まる一方、決してたやすくはない最終段階の年であると思います。

自分の踏み出す道に向かって道筋を立てて考えて進み、小さな努力の積み重ねをすることで切り開いていければと思います。

たやすくはない時代を生きるための軸

年間計画講座の名称を改め、今回からは「行動計画実践講座」という講座名称で開催しましたが、この講座のベースになっているものに「春夏秋冬理論」があります。「春夏秋冬理論」とは、日本で最も有名な経営コンサルタントの神田昌典氏と経営アストロロジー協会会長の(故)來夢氏が考案した、新しいヒューマンサイクル理論。経営学で使われている「企業の成長カーブ」を基本とし、東洋、西洋の占星学を含め、12年周期の事象を理論化し、過去の事象と今後発生する可能性のある将来の展望を予測するための考え方になります。占いのように「当たる」・「当たらない」の情報を得る方法ではなく、自分の将来を自由にするための予測法であり、自分自身の行動を縛るものではありません。

情報を得て活用するということが重要なことで、生前(故)來夢氏がよくお話しされていたことは、「占星学は、先人の知恵を情報として知る、より良く生きるための道具であり、より良く生きるためのきっかけ。検証を後押しするものとして活用する」ということでした。情報にのめり込んでしまうと、ついつい、「これはやっていいのか、駄目なのか」「やっちゃいけないのではないか」「こっちの方角には行かないほうがいい」など、占いのようなものによって自分自身を縛ってしまうことがあります。それは本末転倒なことであり、情報に動かされていることになってしまうので、良い活用とは決して言えません。

天気予報などは、「明日晴れ」といえば晴れて洗濯日和、「明日は雪が降るでしょう」といえば、雪が舞い降りるし、「降水確率70%」となれば雨が降るのはほぼ確定であるように、予測して起こる現実は変わらないとしても、知っているのと知らないのとでは、対処法が変わり、人生の大切な判断や岐路において大きな差が生じることになります。「春夏秋冬理論」はそうした予測法として活用して、自分の1年の目標をスムーズにしていくための手段となるため、講座でこの活用法をお話しし、私自身も12年ほど活用しています。

「春夏秋冬理論」は4シーズンで1サイクルという考え方で、12年で3年ごと、スタートは「冬」から、冬1・2・3、「春」1・2・3、「夏」1・2・3、「秋」1・2・3と過ごすというのが基本。同様に、1年間も12ヶ月なので、同じく、「冬」からスタートし、冬1・2・3、「春」1・2・3、「夏」1・2・3、「秋」1・2・3と12ヶ月が巡るという考え方。自分の季節のサイクルは生年月日で割り出し、それぞれの季節のテーマを自分の課題として活用していきます。冬は準備で種まきや土いじり、春は芽が出たあとのケア。夏は太陽の光を浴びてぐんぐん成長し、秋は収穫というイメージで、冬は自分の基盤づくり、何かをスタートする。春は冬に始めたことのケアと間引き、夏は勢いに乗って活躍する反面、管理がおろそかにならないようにすることと、忙しさで自分の健康管理も注意する時期。秋は9年(1年であれば9ヶ月)の振り返りと実りとして受け取り、収穫として受け止め、次の12年のための自己学習をしていくという流れで計画を立てていきます。

「春夏秋冬理論」の季節のサイクルは、生年月日で割り出すため、自分の季節のサイクルとなります。そのため、1月や4月が必ずしも「冬1」スタートとはなりません。例えば、私の場合は2023年1月6日が冬1のスタートとなりますが、それが2月4日の方も、3月6日の方もいます。2023年は、4月5日、5月6日、6月6日、7月7日、8月8日、9月8日、10月8日、11月8日、12月7日・・・と冬・春・夏・秋の切り替えは、すべて節気の切り替えの時になります。このサイクルを意識して、自分の計画を立て、行動していくことを続けていくと、(年の始まりの1月や、年度の始まりで一般的に言われる4月を開始地点とせず)自分の中でのリズムが出来上がって、成功パターンが見えてくるので、良いスパイラルへと導いてくことができるようになります。

この 「春夏秋冬理論」の季節のサイクル、今回初めて聞いたという方も大勢いらっしゃるかと思いますが、ぜひ、この機会に、自分のサイクルを把握し自分軸で計画を立てて行動してみてはいかがでしょうか。

自分のサイクルを確認する「季節判定サイト」はこちらのURLから
https://hanteisite.com/kisetsu/

※ご質問・ご意見・ご感想はメールでお受けしています。また、ご相談などもお気軽にご連絡ください。皆様のヒントになるコラムを目指していきますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

■プロフィール
壁山 恵美子(かべやま えみこ)
株式会社 ブレインスイッチ 代表取締役
YAMA HOTEL & ROOFTOP BAR(ミャンマー/ヤンゴン)
Chief Information Officer(CIO)
 
イベント・出版業界を経て、ソフトバンク(株)に入社。情報セキュリティおよびリスクマネジメントを専門分野とするグループマネジャーとして業務に従事。その後、J-SOX、IT統制、システム監査等の経験を経て独立。現在は、上場企業の経営企画部門およびPR・マーケティング戦略などのコンサルティングに携わる。また、中小企業の経営者向けコンサルティングや人材育成の研修カリキュラム開発なども展開。さらに、YAMA HOTEL & ROOFTOP BAR(ミャンマー / ヤンゴン)にてCIOとして人材育成をする傍ら、ミャンマー進出コンサルタントとしても活動。Gallup認定ストレングスコーチとして、組織のマネジャーなどにコーチングおよびコーチング型マネジメント手法を指導している。
 
※保有資格
・Gallup認定ストレングスコーチ
・Tony Buzan公認 マインドマップ・インストラクター
・Peter Walker氏 公認 ベビーマッサージ&ベビーヨガインストラクター
・高等学校教諭第Ⅱ種(公民)免許
 
URL https://brainswitch.jp/
個人Webサイト https://emikokabeyama.com/
Facebook https://www.facebook.com/kabeyama/
Instagram @kabeyama
Twitter @Kabeyama_Emiko
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