注目企業インタビュー

建設
グローバルな視点と若い感性を強みに
橋を守り、人と社会の未来を支える
株式会社iNSAX
代表取締役社長 佐矢 優
PROFILE
大分県出身。立命館アジア太平洋大学在学中、バックパッカーとしてタイ・カンボジア・ベトナムなどを巡る。大学卒業後、単身タイへ渡航し、約3か月でタイ語を習得。現地の大学にて約2年間、日本語教育に携わった。帰国後、(株)iNSAXを設立。現在は姉・弟と共に同社を経営している。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒872-0471
大分県宇佐市院内町温見284-1 - URL
- https://www.insax-jp.com/

インタビュアー 石黒 彩
石黒 (株)iNSAXさんは、主に橋梁補修工事を手がけていらっしゃるとうかがっています。まずは、佐矢社長がこの事業を立ち上げられたきっかけから教えてください。
佐矢 大学時代、バックパッカーとしてタイやカンボジア、ベトナムなどを旅したことが原点にあります。現地には、決して経済的には豊かとは言えない暮らしの中で生活する人々の姿がある一方で、川には立派な橋が架かっていました。現地の人から「あれは日本人がつくってくれた橋なんだよ」と教えていただき、日本の土木技術が国境を越えて人の命や暮らしを支えていることを強く実感しました。その経験が、この事業を始める大きなきっかけになっています。
石黒 なるほど。現在は、どのような事業を展開されているのでしょうか?
佐矢 橋梁補修工事を中心に、交通安全施設工事やトンネル補修、耐震補強工事など、社会インフラの維持・保全を担う施工事業を手がけています。「安全第一」を最優先に掲げ、現地調査から施工まで、一貫して自社で行う体制を整えているのが特長です。また、スタッフの年齢は20代から30代前半と若く、英語・タイ語・日本語の3ヶ国語を話せる人材も在籍しています。将来を見据え、多文化・多国籍な現場にも対応できる組織づくりを進めているんです。
石黒 内向きにならず、グローバルな視点で社会を捉えていらっしゃる点は、海外でのご経験があってこそだと思います。経営をするうえで、最も大切にしていることを教えてください。
佐矢 一番大切にしているのは、「人は宝」だという考えです。社員一人ひとりの夢を応援できる会社でありたいですし、会社として地域や国際社会にも貢献していきたいと思っています。私は定期的にスタッフ (仲間)に「どんなことがしたい?」と問いかけ、その実現に向けて、どんな過程が必要かを一緒に考えるようにしているんです。過去には、「大学病院の小児科に入院している子どもたちへ絵本をプレゼントしたい」という声を、一つの取り組みとして実際に形にしたこともありました。人とのつながりの中で価値を生み出せていると実感できた時に、大きなやりがいを感じます。

石黒 素晴らしいご活動だと思います。モーニング娘。にも、より多くの方に作品を届けるために、メンバー同士が一致団結する強さがありました。業種は違っても、目標に向かって仲間と力を合わせることの大切さは共通していると感じます。また、自分の声をしっかりと聞いてもらえる環境であれば、自然とやる気も高まり、責任感も育っていきますよね。生き生きと働ける環境があるからこそ、スタッフさんの技術力も着実に磨かれていくのだと思いました。それでは最後に、今後の展望について教えてください。
佐矢 将来的には、日本で働く外国人労働者をサポートする管理団体を設立したいと考えています。また、タイにエイズ孤児のための学校をつくることも夢の1つです。これからも当社の事業を通じて、より多くの人々の幸せに寄与し、社会に貢献していきます。
