注目企業インタビュー
内視鏡検査体制の充実で早期発見へ
働き盛り・子育て世代を支える地域医療
地域で実現する、高水準の内視鏡診療
石黒 大学病院で培った知見が浜野胃腸科外科医院の運営にも生かされているのですね。
浜野 そうですね。大学病院で培った内視鏡技術を地域に還元したいという思いがあり、質の高い検査を安定して提供できる体制を整えてきました。年間の内視鏡検査数は2014年の449件から徐々に増加し、2025年には約5000件規模にまで拡大しています。それに伴い、がんの発見数も増えてきました。特に大腸がんは、子育て世代や、仕事で重要な役割を担う働き盛りの世代で見つかるケースが少なくありません。中には20代、30代の方もいらっしゃいます。
石黒 年間約5000件というのは相当な数ですね。それだけ多くの方が貴院の検査を信頼して受けていらっしゃる証でもありますし、働き盛りや子育て世代に見つかるケースが多いというのは、社会的にも大きな意味があると思います。
浜野 大学病院時代に出会った患者さんの中には、小さなお子さんを残して亡くなられる親御さんもいらっしゃいました。だからこそ、できるだけ早い段階で発見し、適切な治療につなげることが重要だと考えています。特に大腸に関しては、将来的にがんへと進行する可能性のあるポリープを早期に見つけ、その段階で対応できる点に意義があります。そうした取り組みを積み重ねることで、最終的には胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにしたい。その思いで診療にあたっています。
誠実な診療で患者に安心を届ける
石黒 患者さんと向き合う上で大切にされていることは何ですか?
浜野 「安心して帰ってもらいたい」という思いが一番にあります。大学病院とは違い、地域のクリニックには、重い病気の方ばかりが来られるわけではありません。その中に隠れている深刻な疾患を見逃さないことが重要である一方で、大きな問題がない方には医学的根拠をもって「大丈夫ですよ」とお伝えすることも同じくらい大切です。必要な方には迅速に専門治療へつなぎ、不安を抱えて来られた方には安心を届ける。それが私たちの役割だと考えています。
石黒 専門性の高さと安心感の両立ですね。地域にとって心強い存在だと感じます。それでは最後に、今後の展望について教えてください。

▲ 院長の浜野頼隆氏[写真中央右]、スタッフと共に
浜野 今後、現在のクリニックの機能に加えて、予防医療を地域により広める活動をしていきたいと考えています。消化器がんだけでなく、生活習慣病や女性特有の疾患など、働く世代・子育て世代を総合的に支えられる体制を整えていきたいと思います。
石黒 地域にとって新しい価値を生み出す取り組みですね。
浜野 ええ。また、この取り組みに加えて、より子どもたちの成長を支える活動ができないかと考えていたところ、さまざまな方々と繋がりが生まれてきました。医療を軸にしながら、素敵なご縁で繋がった方々と力を合わせて地域全体を支える仕組みづくりに取り組んでいきたいですね。
高品質な内視鏡検査を
より多くの人へ
浜野胃腸科外科医院では内視鏡検査体制の整備を進め、総内視鏡検査数は2014年の449件から2025年には約5000件規模へと拡大。継続的な検査の実施により、ポリープ段階での対応や早期発見に努めている。

1 2

GUEST COMMENT
石黒 彩
内視鏡という専門分野を軸に、地域医療に真剣に向き合われている浜野副院長の姿に、強い責任感と誠実さを感じました。高度な技術を追求しながらも、「安心して帰ってもらいたい」と語られたその言葉が、とても印象に残っています。これからもさまざまな分野の方々と連携しながら、地域の安心につながる医療を届け続けてください。心から応援しています。