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注目企業インタビュー

現場出身だからこそできる伴走型DX<br />
建設・土木の現場と未来をつなぐ<br />

建設

現場出身だからこそできる伴走型DX
建設・土木の現場と未来をつなぐ

株式会社 TAKUMI NEXUS
代表取締役 橋爪 芳徳

PROFILE

金沢大学大学院自然科学研究科修了後、2003年に清水建設(株)へ入社。現場技術者として、羽田空港D滑走路建設工事など大規模プロジェクトに携わる。その後、技術を提供する立場の企業2社で経験を積み、2025年10月に(株)TAKUMI NEXUSを設立した。

COMPANY DATA

株式会社 TAKUMI NEXUS

住所
[本社]
〒501-0236 岐阜県瑞穂市本田1215-1
[群馬オフィス]
〒370-0001 群馬県高崎市中尾町572-3
URL
https://takuminexus.com/


 

村田 橋爪社長は、もともと清水建設(株)で大規模プロジェクトに携わっていらっしゃったそうですね。

橋爪 はい。現場技術者として、羽田空港D滑走路建設工事や新東名高速道路建設工事などに携わりました。

村田 独立を意識されたきっかけは何だったのでしょうか?

橋爪 キャリアを重ねる中で、大規模プロジェクトで得た経験をもっと世の中に還元したいと感じるようになりました。管理の立場になると実務から離れなければならない部分もありますので、技術者として現場に関わり続けたいという思いが強くなったんです。また、ICTやBIM/CIMといった技術に触れる中で、「それで現場で何ができるのか」を具体的に説明できる人は多くないと感じました。だからこそ、自分がその橋渡し役を担えないかと考えたんです。

村田 高度な技術を現場でどう活用するのかを伝える、“翻訳者”のような存在ですね。

橋爪 その通りです。清水建設(株)を退職後は、技術を提供する立場の企業で経験を積み、2025年10月に当社を設立しました。

村田 現場側と提供側の両方で経験を積まれたのですね。では現在の事業についても教えてください。

橋爪 当社では、ICTやBIM/CIMの導入・活用支援を中心に、現場のDX推進やIT人材の育成を行っています。ドローンなどを活用して現場を3次元化することで、図面では見えなかった部分が見えるようになり、施工の検討や手戻りの防止にもつながります。

村田 現場とコミュニケーションを取る際には、技術者としてのご経験が大いに生きそうですね。

橋爪 そうですね。現場と同じ目線で、同じ言葉で話せることは大きな強みだと思っています。新しい技術を「これが便利ですよ」とただ渡すだけでは使ってもらえません。現場に入って、一緒に汗をかきながら進めていくことが大切だと考えています。建設・土木業界には昔から培われてきた技術があります。それを大切にしながら、3次元技術などの新しい取り組みをつなげていきたいと考えています。実際、最初は新技術に距離を感じていた職人さんも、使ってみると「これ良いね」と言ってくださることが多いんです。伝統的な技術と最新の技術を結びつけ、現場が少しでも前向きになってくれたら嬉しいですね。

▲ 取締役技術責任者の井手緑氏[写真左]と共に

村田 今後の展開については、どのようにお考えですか?

橋爪 私は土木の世界に育てていただきました。ですから、この業界に少しでも恩返しができればと思っています。大きな案件だけでなく、地元で頑張っている会社さんの力になりたいですね。今後もこの事業を通じて、現場に希望と成長を生み出していきたいと考えています。

 

GUEST COMMENT

村田 諒太

橋爪社長の“現場に寄り添う姿勢”が何より印象的でした。社名の「NEXUS(つなぐ)」という言葉が示す通り、伝統と最新技術をつなぐことで、きっと今までにない面白い展開が生まれていくことでしょう。これまで培ってこられた経験とノウハウを存分に発揮し、業界に新しい風を吹き込んでください!