注目企業インタビュー
ドキュメンタリー映画の公開で話題に
除霊、供養、祈祷で人々の苦悩を和らげる
ある住職との出会いから仏門へ
今岡 それは興味深いですね。結果はいかがでしたか?
河村 彼女と二人でその住職を訪ね、事情を話したところ、彼女を除霊しようということになったんです。実際に除霊をしていただくと、彼女の体が前後に揺れ、大声を上げながら取り乱し始めました。
今岡 それはかなり衝撃的な体験だったでしょうね。
河村 ええ、当時の私にとっては初めて見る光景だったので、非常に驚き、そして戸惑いました。住職によると、彼女にメスイタチの霊が憑いていて、それが家で起こった事象にも関係しているのではないかということでした。帰宅後、住職のアドバイスに従って家の各部屋に塩を撒いたところ、私たちには動物が唸っているような、激しい鳴き声が聞こえてきたんです。翌日以降、住職に3度にわたってご祈祷いただいた結果、家の雰囲気が少しずつ落ち着いていったのを覚えています。
今岡 その強烈な体験が仏門に入るきっかけとなったのですね。
河村 はい。実は、この時、住職からある言葉をかけられたんです。それは「君は10年以内に私と同じ道を歩むことになる」というものでした。仏道に興味のなかった私は、はっきりと断りました。ところが不思議なことに、半年後にはその住職に弟子入りしていたんです。
長年修行に励み、師僧が2021年にお亡くなりになったのを機に独り立ちを果たしました。以来、この永楽寺で除霊・浄霊・供養・祈祷などを行っています。最初はポスティングなどを行い、徐々に知名度を高めていたのですが、数年前にテレビ東京の番組にも出演させていただいたことで、多くの方に知っていただけるようになりました。そこからさらにドキュメンタリー映画の撮影・公開へと繋がった形です。おかげさまで、メールで感想を送ってくださったり、映画をきっかけに横浜から訪ねてきてくださったりと、映画公開の反響を日々実感しているところです。