注目企業インタビュー

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ドキュメンタリー映画の公開で話題に
除霊、供養、祈祷で人々の苦悩を和らげる
永楽寺
住職 河村 照道
PROFILE
会社員として勤めながらボクシングジムに通いトレーニングを積む。29歳の時に、恋人の除霊を依頼したことから師匠となる僧侶と出会い、仏門へ。僧侶としての活動と並行しながら極真空手を習い、黒帯を取得。指導員を経て、プロのキックボクサーとして活躍する。僧服を着用し、般若心経を流しながらリングに入場する姿が注目を集めた。2021年から永楽寺の住職。これまでに5000人以上に対して除霊を行った。映画『結界の寺』U-NEXTより2025年11月から配信予定。
COMPANY DATA
永楽寺
- 住所
- 〒651-1515
兵庫県神戸市北区上津台6-16-26 - URL
- https://eirakuji.com/
神戸市北区・永楽寺の河村照道住職は、ある僧侶との出会いをきっかけに仏道へ進んだ。以降、生来の強い霊感を生かして霊的な問題に悩む人々に寄り添い、5000人以上に対して除霊を行ってきた。その歩みと現在の活動について、野球評論家の今岡真訪さんが話をうかがった。
幼少期から強い霊感を持つ

インタビュアー 今岡 真訪
今岡 これまでに5000人以上に除霊を行ってきたという河村住職。その活動に密着したドキュメンタリー映画『結界の寺』が2025年5月から各地で公開されたこともあり、世間で大きな話題となっています。いかにしてその力を磨き、仏門に入ることになったのか——まずはそこに至るまでの歩みからうかがってもよろしいでしょうか?
河村 私は幼い頃から強い霊感を持っていました。実家で暮らしていた時も、誰もいないはずの廊下を誰かが歩いているような気配を感じていたんです。ただ、そのことを母に話しても「また変なことを言って」とまともに取り合ってもらえず、自分の感じているものが他の人には全く感じられないことに気づきました。転機が訪れたのは29歳の時です。当時、会社員として働きながら新築の家を建て、恋人と子どもたちと暮らしていました。ある晩、彼女から「今夜は寝ないでほしい」と頼まれたんです。
今岡 なにか不穏な空気を感じますね。いったい、何があったのでしょうか?
河村 その夜、午前1時ごろだったでしょうか。和室の上の階から、まるで太鼓を叩くような「ドンドンドン」という音が強く響いてきたんです。驚いて彼女に事情を聞くと「昨日もこの音がした。あなたは寝ていたから気づかなかったけれど、私は怖くて眠れなかった」と言うんですよ。これは普通ではないと感じ、翌朝すぐに除霊やお祓いに詳しい方を調べ、ある住職に連絡を取りました。