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注目企業インタビュー

バッテリー救急サービスに革命を起こす<br />
明朗会計で顧客に寄り添うパイオニア

サービス

バッテリー救急サービスに革命を起こす
明朗会計で顧客に寄り添うパイオニア

HI-JUMP / Aspiration
代表 岡本 真司

PROFILE

大阪府出身。15年にわたり線路工事業に従事したのち外資系IT企業に入社し、テクニカルアドバイザーとしてパソコン操作のサポートに携わる。その後、運輸業を経て「Aspiration」を設立し、バッテリー救急サービス「HI-JUMP」を立ち上げた。完全明朗会計と適正価格にこだわり、不透明な請求が横行するロードサービス業界に一石を投じている。

COMPANY DATA

HI-JUMP / Aspiration

住所
〒241-0022
神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-53-5
URL
https://hi-jump2025.com/

神奈川県を拠点に、車のバッテリー救急サービス「HI-JUMP」を提供している「Aspiration」。不透明な請求が常態化している業界に切り込み、顧客に安心を届けるための仕組みづくりに全力を注ぐ岡本代表の信念に、元ボクシング世界王者の八重樫東さんが迫った。


 

紆余曲折を経て、ロードサービス業界へ

八重樫 まずは、岡本代表のこれまでのキャリアをじっくりお聞かせください。

岡本 高校を卒業してから15年間は、線路の軌道工事に従事していました。福知山脱線事故の現場にも関わったことがあります。その後、もっと人と向き合う仕事をしたいと思い、33歳で外資系IT企業に転職したんです。そこではテクニカルアドバイザーとして、Macなどの電話サポート業務に携わりました。

八重樫 今とはまったく異なる業種ですが、「困っている人を助けたい」という思いは共通しているのですね。

岡本 まさにそうですね。ただ、電話対応には限界があって。特に高齢の方とのやりとりでは、「ここにこれ、ありますか?」と説明しても画面が見えないので伝わりづらいという、もどかしさをずっと抱えていました。その中で、「いっそ出張で対応したほうが確実だ」と考えるようになっていったんです。

八重樫 そこから出張サービスという発想が生まれたのですね。

岡本 はい。ところがいざ動き出そうとした矢先にコロナ禍となり、計画は一旦中断――その後は運輸業などを経て、ようやく「バッテリー救急サービス」というフィールドに出合いました。これまでの体力仕事や人とのコミュニケーション経験が、すべて生かされています。
 
 

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