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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

顧客ファーストな姿勢で信頼を集める
「USDM」に特化した中古車販売店

 

購入前にデメリットもしっかりと伝える

狩野 松本代表が、お客さんと接するうえで心がけていることは何でしょうか?

松本 それは、お客様と密にコミュニケーションを取り、理想のカーライフをご提供することです。当店では、USDM仕様の車のほか、旧車のトヨタの「セリカXX」やマツダの「RX-8」など、私の好きな車を中心に販売しています。ですから、壊れた部品を二度と入手できない可能性もあるので、「万が一のときには当店でメンテナンスできないかもしれません。その点はご理解ください」というように、メリットだけでなくデメリットも正直にお伝えしているんです。

狩野 最近は旧車がブームになっていて、これから旧車に乗り始める若い方も多いと思いますから、デメリットもはっきりと伝えていただけるのは嬉しいと思いますよ。

松本 特に輸入車は故障がつきものですから、狩野さんがおっしゃったように若い男性のお客様の場合、「この車は想像している以上に壊れやすいので、大事な女性より車が優先の生活になってしまうかもしれません。それでもよろしければ購入をお勧めしますが、難しければ買うのをおやめになったほうがいいと思います」と率直にお話しします。

狩野 これは異例の対応ですね(笑)。でも、真摯な姿勢に好感が持てますよ。

松本 ありがとうございます。USDMや旧車は、見た目のかっこよさから興味を持つケースがほとんどなので、故障の多さや高額な部品の値段などの悩みに後から気付くことが多いんです。車に限らず、欲しいものの良いところは知っていても、悪いところは知らなかったり、実際に使ってみないとわからなかったりしますよね。ですから、お客様の今後の生活も考え、さまざまな車に乗りリスクを実体験してきた私の知識と経験を、しつこいほどお伝えすることを大切にしています。

狩野 それこそまさに顧客ファースト!正直な言葉こそ信頼の証ですよ。

松本 そうおっしゃっていだたけると嬉しいです。私は「売りっぱなし」が好きではありません。お客様のためにできることはなんでもする。これが私のポリシーです。
 
 

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