一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

少人数で高価値のコンサルティングを提供<br />
古着のオンライン販売で海外にも進出!

スペシャリスト

少人数で高価値のコンサルティングを提供
古着のオンライン販売で海外にも進出!

株式会社 ビジネス・プラットフォーム
代表取締役 鬼頭 孝幸

PROFILE

軽い気持ちで挑戦した中学受験に失敗。中学時代は猛勉強し、難関高校に合格する。高校では成績が低迷するも再び一念発起し、現役で東大法学部に合格。卒業後は大手コンサルティング会社などに勤務し、コンサルタントとしての経験を積む。その後は実業家としても挑戦を続けており、海外にも事業を展開するなど、活躍の場を広げている。

COMPANY DATA

株式会社 ビジネス・プラットフォーム

住所
〒107-0061
東京都港区北青山2-12-8
BIZSMART青山 240
URL
https://bpf-corp.co.jp/

経営コンサルティングや事業運営受託を手がける(株)ビジネス・プラットフォーム。大手コンサルティング会社を飛び出し、自ら起業して事業を成功させ、再びコンサルタントとして腕を振るう鬼頭孝幸社長に、元プロ野球選手の緒方耕一さんがお話をうかがった。


 

懸命に仕事して同期で一番の評価を獲得

緒方 質の高い経営コンサルティングに定評のある(株)ビジネス・プラットフォームさん。まずは鬼頭社長のご経歴について教えてください。

鬼頭 現役で東大法学部に進学した私は当時、弁護士か公務員を目指していました。ただ、法律の授業が退屈で、ほとんど出席しなくなったんです。やがて、組織の中で決まったレールの上を歩く仕事にも興味が持てなくなり、進むべき道を見失うようになりました。そんな時に偶然、コンサルティング会社のパンフレットを目にしたんです。

緒方 その瞬間、鬼頭社長の運命が大きく変わったようですね。

鬼頭 そうなんです。実力主義で結果さえ出せば大きな仕事ができて昇進もでき、給料も高いといいことばかり書いてあるそのパンフレットを読んだ私は、コンサルタントがどういう仕事なのか調べもせず就職活動を始めました。それで最初に内定をいただけた総合コンサルティング会社に入社したんです。ただ、十数名ほどいた同じ部署の同期の中で、「パソコンが使えない」「英語ができない」「マーケティング用語も知らない」のは私だけというなかなか厳しい状況でした。

緒方 なるほど。鬼頭社長の前に、次から次へと試練が訪れますね。

鬼頭 半ば自業自得なのですが、すぐに「これはまずい」と感じ、精神的に追い詰められました。それでも負けず嫌いの性格に火が付いて、先輩や同僚をまねて死にもの狂いで仕事に取り組み、半年も経つと同期の中で一番の評価をもらえるようになったんです。ただ、それでも私の中でひっかかっていたことがありました。それは、クライアントである大企業の幹部の方々に、大学を卒業したばかりの若者が経営や事業を語ることについての違和感だったんです。いくらお客様が私の仕事を認めてくださっても、自分はまだ社会で何の成果もあげていない。ならば自分で事業を成功させ、コンサルタントとしての腕を証明するしかない――そう考えた私は会社を3年で退職し、インターネット上で企業間取り引きを支援するベンチャー企業を立ち上げて大手ECモールに売却した後、ドイツ系コンサルティングファームに入社し、再びコンサルタントとしての活動を始めました。
 
 

1 2