注目企業インタビュー
スペシャリスト
柔軟な提案力で企業税務を総合サポート
経営者を側で支え続ける頼もしき伴走者
山田力税理士事務所
税理士 山田 力
PROFILE
28歳。高校卒業後は東京消防庁の消防士となり、八王子消防署に勤務する。しかし、自分の力で何かを成し遂げ起業したいという思いから3年半で退職。父と同じ税理士を目指す。税理士法人で働きながら試験に挑戦し2022年に合格。2023年に「山田力税理士事務所」を開業し、浅草を拠点に企業経営者の税の悩みを丁寧にサポートしている。
COMPANY DATA
山田力税理士事務所
- 住所
- 〒111-0034
東京都台東区雷門2-14-2
雷門BLD 202 - URL
- https://www.riki-accounting.jp/
東京・浅草にて企業の税務をサポートする「山田力税理士事務所」。山田氏は20代ながら経営者と正面から向き合い、懐に入り込むことで本音を引き出すコミュニケーションを重んじている。企業経営を支えたいという熱い思いに、タレントの嶋大輔さんが迫った。
東京消防庁を退職し税理士に挑戦
嶋 山田さんは、お父様も税理士としてご活躍されているそうですね。やはりその背中を見て、ご自身も早くから税理士を目指されたのでしょうか?
山田 それが実は違うんです。私は幼少期は勉強より体を動かすことが好きで、高校も体育科を卒業しました。学業を終えると東京消防庁の消防士となり、充実した日々を送っていたのですが、次第に「自分の足で立って仕事をしてみたい」という思いが芽生えてきて。道を模索する中で、身近な存在だった税理士が思い浮かび、挑戦することにしたんです。
嶋 大きなご決断をされましたね。お父様の反応はいかがでしたか?
山田 父は私がやることに対して、ほとんど「駄目だ」とは言わない人でしたが、その時ばかりは「俺は反対だ」と言われました。というのも、父は勉強嫌いだった私が公務員という堅い職に就けたことをとても喜んでくれていたので、安定した環境を離れてしまうことに対して心配してくれたのでしょう。
嶋 それでも、最後には山田さんの意志を尊重してくださった、と。
山田 はい。私がどうしてもやりたいと伝えると、その後は「頑張りなさい」と背中を押してくれました。そうして2022年に資格試験に合格し、一般企業の経理を経て2023年に当事務所を開業したという流れです。
嶋 税理士としていざ独立されてみて、感触はいかがでしたか?
山田 実は私の母も社会保険労務士で事務所を構えており、士業の両親から「資格を取るための勉強も大変だけど、本当に苦労するのは開業してから」という話を聞かされていました。今はその言葉を噛みしめているところです(笑)。
経営者の心を開き本音を引き出す
嶋 具体的には、どのような点でご苦労が多いという実感がありますか?
山田 私は今28歳で、おそらく浅草の税理士の中では最年少だと思います。ご相談をしてくださる企業経営者様はほとんどが40代以上ですから、その年齢差を超えて信頼関係を築いていくことがいかに大変かを痛感しています。
嶋 年齢が上というだけでなく、相談の内容も十人十色なのでしょうね。
山田 嶋さんのおっしゃるとおりです。税務と一口に言っても経営者様の抱える悩みはさまざま。性格も会社の経営状況も異なります。ですから私は目の前の一人ひとりに合った対応をさせていただくことを何より重んじ、孤独を感じがちな経営者様に寄り添いながら有益なご提案ができるよう心がけています。
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