一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

化学実験をAIとロボットで効率化<br />
ITの力で材料開発や医療に貢献する<br />

IT

化学実験をAIとロボットで効率化
ITの力で材料開発や医療に貢献する

株式会社 LAHub
代表取締役社長 柏原 佑太

PROFILE

同志社大学理工学部電気工学科で学び、北陸先端科学技術大学院大学で情報科学を専攻。システムエンジニア職などを経て母校の研究室に勤務した後、2024年1月に(株)LAHubを創業した。Laboratory AutomationとHubからとった社名には、研究の自動化を実現し社会で共有するという願いを込めている。

COMPANY DATA

株式会社 LAHub

住所
〒578-0937
大阪府東大阪市花園本町2-4-18
URL
https://lahub.co.jp/

西岡 柏原社長が、高度なIT技術の分野で起業するに至るまでの歩みを教えてください。

柏原 私は同志社大学理工学部電気工学科で学び、北陸先端科学技術大学院大学では情報科学を専攻しました。その後、通貨処理機などを製造する大手企業に就職し、4年後にはさらに腕を磨くためシステムエンジニアに転職したんです。そして現在は、母校の助教に就任した先輩の誘いで化学系の研究室に在籍しています。研究生活を送る中で気付いたのは、化学の実験に時間がかかりすぎるということです。例えばA液とB液を混ぜて反応を見るようなケースでは、液体の種類を変えながら同じ実験を人の手で何百回も繰り返さなければなりません。この膨大な手間をAIとロボットの力で自動化しよう――そう考えた私は助教の先輩と共同で2024年1月に当社を創業しました。

西岡 なるほど。これは化学メーカーさんなどにとっては見逃せない朗報ですね。

柏原 はい。IT(情報技術)というのは、可能な限り人間が介在しないシステムを構築し業務の効率を上げるための技術です。当社はさらに進んだAIを活用したソフトウェアデベロッパーとして、お取引先企業の実験を最大限に効率化するソリューションをご提供します。いずれは、ロボットが自律的に実験するシステムも開発するつもりです。このような支援を通じて、他の先進国と比べて遅れが目立つ材料開発の分野で日本の国益を上げたいと考えています。

西岡 AIとロボットに実験を任せれば24時間稼働でスピードアップしますし、コストを下げ事故やケガを防ぐこともできますよね。素晴らしい可能性を秘めていると、素人の私にもわかります。

柏原 ありがとうございます。そのために私は一切の妥協を許さず新たな道にまい進する所存です。当面のお取引先は先ほども話に出た材料開発を担うメーカー様を想定しており、特に豊富なノウハウを持ちながら、人手や資金に余裕がなく困っている中小企業のお力になりたいと考えています。また、いずれは分野を広げ、同じようにルーティンワークの実験が多い製薬会社もサポートするつもりです。医療の発展に尽くしたいと願っています。

西岡 柏原社長は、なぜそこまで「社会のために役立ちたい」という気持ちをお持ちなのでしょうか?

柏原 サラリーマンだった頃の私は、会社の看板で仕事をしていることに違和感を覚えていました。自分がどんな人間になれるかを知りたくなり、起業したんです。ですから私のやりがいは挑戦することにあります。常に自分の力が試される戦いの中で、日本の産業界が抱える課題を解決し、基盤を整えることに貢献したいと意欲を燃やしているんです!

躍進企業応援マガジン最新号

2024年7月号好評販売中!