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注目企業インタビュー

1mmの段差も許さない完璧な施工

石黒 (株)リ・ボーンズさんならではの強みも知りたいですね。

森川 私たちが何よりもこだわっているのは品質です。例えば、飲食店のテーブルはつなぎ目に段差ができないように設置します。この業界では「1mm、2mm程度の段差は仕方がない」と考える業者もいますが、当社は100%の仕事を完成させるためにあらゆる努力を惜しみません。私が見て「駄目だ」と判断したら必ずやり直しをさせます。そのぶんスタッフの負担は増えますが、途中で投げ出さずに何度でも挑戦すれば完璧な施工ができるものなんです。プロとして一流の存在になってもらうためにも、スタッフへの指導は徹底しています。

石黒 なるほど。そのようにして森川社長が心血を注いで育てるスタッフさんは、どういった方たちなのでしょうか?

森川 この業界には「金髪のままでいたい」「たくさんネイルをして働きたい」というような、個性豊かな若者たちが集まるんです。それだけ個性が強い人材をまとめるのは難しいのですが、当社のスタッフは全員が同じ方向を向いて頑張ってくれています。彼らは日々の仕事を懸命に頑張り、自分の居場所を見つけているんです。

石黒 森川社長がなぜ個性的な若者たちを上手にコントロールできているのか、その点にも興味があります。

森川 私のポリシーは、人の良い部分を生かすことなんです。例えば100の項目のうち99個がいまひとつでも、たった1個の長所を伸ばして短所は仲間がカバーすればいいと考えています。そのために必要なのは、「駄目なことは駄目」と伝え、良い部分を徹底的に褒めることなんです。このようなメリハリをつけた指導でチームとして機能させているから、当社のスタッフは瞬く間に成長し定着率も高いのだと思います。ただ、この考えに至るまでには葛藤もありました。私は大学を卒業して普通に就職しましたが、長い物には巻かれるのが嫌いな性格で反発ばかりしていたんです。私に目をかけてくださる方の言葉で生き方が変わったのは30歳になってからでした。「仕事は1人ではできない」「頑張れば誰かが見てくれている」と、遅まきながら気付くことができたんです。そして、気付いたからには目の前にいる人々にこの思いを返したい。そう決意した私は、ようやく自分よりも周りを優先するようになったんです。

東京・仙台に進出し全国に支店を出す!

石黒 まさに生まれ変わった森川社長が率いる(株)リ・ボーンズさんが、破竹の勢いで快進撃を続けるのも当然だと思います。さぞ、毎日やりがいで満ちあふれているのでしょうね。

森川 はい。この業界は職人の高齢化が進んでいますが、その中で当社は技術を継承し、後世に伝えることを意識しているんです。すぐに到達できるゴールではありませんが、若いスタッフと一緒に皆で夢を追いかけるという社風が私たちの一番の魅力だと感じています。

石黒 それは素晴らしいですね!最後に、仲間と手を取り合って突き進む森川社長の目標を教えてください。

森川 まずは、メーカーさんからのお誘いもあるので東京の仕事を増やします。その後は仙台市にも進出し、2026年には支店を出す予定です。そのようにして北海道から東北までをつなぐことができたら、あとは順番に南下しながら全国に事務所を構えて事業を拡大していきます。利益をスタッフたちに還元し、全員で喜びを分かち合える会社にすることが私の最終的な目標です!

GUEST COMMENT

石黒 彩

細部にまで徹底的にこだわる(株)リ・ボーンズさんの施工。対談を通して、リピーターさんが増え、新規のお客さんからも依頼が相次ぐ理由がよくわかりました。新しい働き方を認めながら若手を育てる森川社長はまさしく「リーダー」にふさわしい方です。強い気持ちと明確なビジョンでスタッフさんを引っ張る社長のさらなるご活躍を私も楽しみにしています!

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