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注目企業インタビュー

幅広い障がいに対応するグループホーム<br />
地域と歩む総合インフラ企業を目指す<br />

医療・福祉

幅広い障がいに対応するグループホーム
地域と歩む総合インフラ企業を目指す

株式会社 紳 / 彩はうす 白塚
代表取締役 / 管理者 三井 紳碁

PROFILE

三重県出身。筑波大学生物資源学類卒業後、ネット型リユース事業を手がけるベンチャー企業を経て、未経験から医療・介護業界へ飛び込む。総合職として5年間経験を積んだ後、2022年に(株)紳を設立。グループホーム「彩はうす 白塚」、「結ほーむ 白塚」を運営している。

COMPANY DATA

株式会社 紳 / 彩はうす 白塚

住所
〒514-0101
三重県津市白塚町2538
URL
https://www.shingroup-sai.com/


小倉 三重県津市で障がい者の方々の住まいであるグループホームを2拠点運営されている(株)紳さん。本日は日中サービス支援型グループホーム「彩はうす 白塚」さんにうかがっていますが、温かみのある立派な施設ですね。それではまず、三井社長の歩みからお教えください。

三井 私は大学を卒業後、ネット型リユース事業を手がけるベンチャー企業に入社しました。2年働いたタイミングで、大学時代に参加したビジネスコンテストで知り合った医師から「在宅医療のクリニックを開くから、ぜひ一緒に働いてほしい」とお声がけいただき、まったくの未経験から医療・介護業界に飛び込んだんです。そこでは総合職として在宅医療の営業、クリニックや有料老人ホームの運営・立ち上げに携わりました。

小倉 独立のきっかけはその時期にあったのでしょうか?

三井 ええ。5年以上在宅医療に関わる中で、重度障がい者の方々の受け入れ先が不足していることを痛感しました。そこで、障がいのある方が、住宅地で他の方々と同じように暮らせる場所を提供するべく当社を立ち上げたんです。私は、人生は「やるかやらないか」だと思っています。実際に事業を立ち上げてみて、思いを持ってやっていれば、職員も利用者様も自然と集まってきてくれるのだということを感じています。

小倉 熱い思いが伝わってきます。現在、「彩はうす 白塚」さんにはどのような方が入居されているのでしょうか?

三井 18名の方が入居されていて、年齢は10代後半から60代後半までと非常に幅広いです。常勤の看護師を配置しているので、医療依存度の高い方もお受けしています。また、私たちは、身体障がい・知的障がい・精神障がいのある方や、重度の障がいがある方も基本的にお断りしません。これほど幅広く対応しているグループホームは珍しいんですよ。各種資格を持った職員が力を合わせてサービスを提供しています。

小倉 志を形にされていることが立派だと思います。事業を進めていくうえで、三井社長が心がけていることについてもぜひお聞かせください。

三井 利用者様・職員・会社、3者全員がハッピーになれるような会社運営を心がけています。利用者様が気持ちよく日々を過ごせる環境づくりはもちろん、職員が生き生きと働けるようチームマネジメントにも注力していますね。

小倉 それは素晴らしい。今後についてはいかがですか?

三井 三重県を拠点に、農業・エネルギー・不動産分野などに進出し、福祉をベースとした総合インフラ企業を目指していきます。特に農業の分野では、事業と障がい者雇用を結び付けられるのではと考えているんです。壁を一つひとつ乗り越え、このビジョンをきっと実現してみせます。

GUEST COMMENT

小倉 隆史

「立ちはだかる壁は自分を成長させるための試練。乗り越えればさらに強くなれるんです」と語っておられた三井社長。社長は障がい者福祉への情熱と、それを事業として成立させる緻密さの両方を持った方でした。(株)紳さんが総合インフラ企業として地域を支える未来が、今から非常に楽しみです!

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