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注目企業インタビュー

インドの伝統的な洋服づくりを<br />
日本、そして世界へと発信していく

サービス

インドの伝統的な洋服づくりを
日本、そして世界へと発信していく

Re Jaipur (リ・ジャイプル)
代表 高橋 一

コーディネーター 蓮尾 恵美里

PROFILE

代表
高橋 一
アメリカの有名ファッションブランドを展開する大手アパレルメーカーに勤め、長年香港に駐在。退職後、アパレルブランド「ハリー&エリザベス」を立ち上げる。2019年にインドコットンを使用した洋服を販売する「Re Jaipur」をオープン。

コーディネーター
蓮尾 恵美里
中学・高校時代を香港で過ごす。その後、アメリカ・ワシントンD.C.の美術大学でグラフィックデザインを学ぶ。帰国後は、アパレルブランドの販売員、プレス、グラフィックデザイナーなど幅広い職種で活躍。現在は「Re Jaipur」のコーディネーターを務めている。

COMPANY DATA

Re Jaipur (リ・ジャイプル)

住所
〒231-0822
神奈川県横浜市中区本牧元町59-15
URL
https://www.rejaipur.com/

八重樫 高橋一代表とコーディネーターの蓮尾恵美里さんが親子で経営されているアパレルブランド「Re Jaipur(リ・ジャイプル)」さん。ジャイプルはインドの都市ですよね。

蓮尾 はい。ジャイプルには手刺しゅうや手染めなど、インドの伝統ある洋服づくりが残っているんです。ジャイプルのすてきなお洋服を日本の女性に楽しんでもらいたいという思いで当ブランドを立ち上げました。

八重樫 ということは、商品はすべてインド製なのですか?

蓮尾 そうなんです。当店の洋服はすべてインドの工場で職人たちの手によってつくられています。手作業によるプリント作業や手刺しゅうが施された布地を使って、ディテールにこだわった洋服をつくりあげているんです。

八重樫 色鮮やかでデザイン性もある「Re Jaipur」さんのお洋服は日本ではあまり見かけない、独特のデザインだと感じました。

高橋 「花と動物たち」が私たちのデザインのテーマなんです。また、世界的なアパレルブランドの多くは製品に鮮やかなカラーを取り入れています。ブランドを世界に広めるためにも、世界基準に立った製品づくりに取り組んでいます。

八重樫 世界に目を向けることは重要ですよね。私もトレーナーとして、世界のさまざまなトレーニング法を勉強しています。デザインの世界では、世界の多様な価値観に触れることがアイデアの源泉になるのでしょう。

高橋 その通りです。また、服を売るためには売れ筋を見抜くことも大切です。私はアパレルメーカーの一員として、娘はアパレルブランドの販売員として、長年ファッションやお客様と向き合ってきました。お客様のニーズに合った商品を見つけ出し、それをベストなタイミングで売り出す能力には自信があるんです。

八重樫 ボクシングでもタイミングは非常に大事です。というのも、一瞬でも打つのをためらったら、相手に打ち込まれてしまう。動かないことがリスクなんです。

高橋 おっしゃること、よくわかります。私の信念は“Don’t hesitate”。前に進むことをためらわず、とにかくやってみる。そして、動きながら考える。動かなければブレイクスルーはありませんからね。

八重樫 素晴らしいお考えだと思います。ぜひ、高橋代表の原動力についてもお教えください。

高橋 自分が手がけた洋服をお客様がお召しになっているところを見ると、大きなやりがいと喜びを感じます。私はアパレル一筋でここまでやってきました。これからは私が培ってきた知識やセンスを次世代、つまり娘に伝えていきたいと考えています。それを娘がどのように製品づくりに生かしていくか、どう製品を変化させていくか、私はそれが非常に楽しみなんです。私から彼女へと世代をつないでいく中で、世界を目指すブランドにしていくことが今の私の目標です。

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