注目企業インタビュー
医療・福祉
「できる」を増やし障がい児の成長を支援
保護者の思いに寄り添う障がい児福祉事業
NPO法人 はっぴぃ
理事長 髙橋 美喜
PROFILE
トラックドライバー、カフェの経営を経て、障がいのある息子のために自身にできることを全うしたいと、2015年にNPO法人はっぴぃとして放課後等デイサービス「すまいるらいふ。」をスタートさせる。現在は、多機能型事業所「すまいるgroup」として、企業主導型保育事業、生活介護事業など7つの事業を手がける。
COMPANY DATA
NPO法人 はっぴぃ
- 住所
- 〒417-0807
静岡県富士市神戸441-1 - URL
- https://congrant.com/project/smilegroup/4146
静岡県富士市のNPO法人はっぴぃは、多機能型事業所「すまいるgroup」として、障がい児福祉事業や企業主導型保育事業を展開している。障がいのある子どもとその保護者のために尽くしたいと語る髙橋美喜理事長に、俳優の名高達男さんがインタビューした。
障がいのあるわが子のため放デイを設立
名高 NPO法人はっぴぃさんは、多機能型事業所「すまいるgroup」として、障がい福祉事業を展開されているそうですね。髙橋理事長はどのような経緯で今のお仕事を始められたのですか?
髙橋 私には4人子どもがいて、上から3番目の息子に障がいがあるんです。当時、利用していたデイサービスと大きなトラブルがあり、息子をそのデイサービスに通わせることができなくなりました。その際、知人から「私がサポートをするから、富士市で放課後等デイサービス事業を始めてみたらどうか」とご提案いただいたんです。自分が子どものためにできることを真剣に考え、知識も経験もまったくないところから始めたのが、放課後等デイサービス「すまいるらいふ。」です。
名高 それはものすごい覚悟ですね。
髙橋 わが子のためにできることに全力で取り組みたいという一心でした。NPO法人は塾を運営する目的で2010年に設立していて、福祉事業へかじを切るに当たり、2015年から今の「はっぴぃ」という名前に変更したんです。早いもので当法人は2024年の3月で10年目に入ります。設立当時から通い続けてくれている子どもたちも多いんですよ。
名高 それは、髙橋理事長と職員の皆さんが居心地のよい場所をつくりあげている証拠ですね。独立当初はご苦労も多かったのではないですか?
髙橋 本当に大変でした。ただ私には、障がいのある子どもの親として、「親御さんに寄り添った支援をしたい」という強い思いがあります。その思いを原動力に苦難を乗り越え、長年運営を続けてきました。ここまで続けてこられたのは、看護師、保育士、教職など多彩な資格・免許を持った職員の皆さんの支えと、看護師である母が縁の下の力持ちとしてサポートしてくれたお陰です。
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