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注目企業インタビュー

人とペットの幸せの総量を増やすため<br />
幅広い動物の治療に対応し地域に貢献<br />

医療・福祉

人とペットの幸せの総量を増やすため
幅広い動物の治療に対応し地域に貢献

有限会社 ZOOK / 浦安中央動物病院
病院長 / 獣医師 菊田 基

PROFILE

大学で獣医学を学び千葉市の大規模動物病院に勤める。現名誉院長・周藤行則氏との縁から浦安中央動物病院へ移り、2023年に院長に就任。同院の副院長である妻の麗衣氏と共に、動物医療を通して浦安市の地域社会に貢献するべく、幅広い種類の動物の治療に注力している。

COMPANY DATA

有限会社 ZOOK
浦安中央動物病院

住所
〒 279-0041
千葉県浦安市堀江2-29-8
URL
https://www.ucah.jp/


宮地 まずは、菊田院長が獣医師の道に進まれたきっかけを教えてください。

菊田 私は子どもの頃から動物が好きで、いずれは動物に携わる仕事に就きたいと考えていて、高校の時には獣医師を目指そうと決意していました。大学の獣医学科で勉強に励み、卒業後は千葉市内の大規模医療センターで8年ほど経験を積み、診療部長まで務めさせていただいたんです。やがて、妻の麗衣が獣医師として働くこの浦安中央動物病院で、当時病院長だった周藤行則氏が一線を退くというタイミングがあり、今の病院を引き継ぎたいという妻の言葉を受け、私も当院に移ったんです。そして、2023年3月に病院長に就任しました。

宮地 一歩足を踏み入れて、とても開放的な動物病院だと感じました。

菊田 ありがとうございます。現在、当院には私たち夫婦を含め14名のスタッフが勤務しています。中堅からベテランが多くお互いにうまくフォローし合う体制が整っているので、とても助かっています。また、なるべくみんなとコミュニケーションをとって風通しのいい職場環境を目指しています。

宮地 それは素晴らしい。浦安中央動物病院さんが得意としている診療についても、ぜひおうかがいしたいです。

菊田 私は大学時代にがんに関わる研究をしており、犬と猫のがんの診療には特に力を入れています。また、妻は爬虫類や鳥類、両生類などのエキゾチックアニマルの診療を得意としているので、お互いの強みを生かしながら、基本的にはどのような動物でも対応できる体制を整えているんです。また診療の際には、飼い主様に対して、ペットの病気や治療の説明をできる限りわかりやすくお伝えすることを心がけています。知識のない方でも理解できる資料を病気ごとに作成して飼い主様にお渡しし、後で読み返していただけるようにするなど、飼い主さんと我々動物病院が一緒に病気と闘っていこうという環境づくりを目指しています。

宮地 ペットと飼い主さんに、どこまでも寄り添っていただけるのですね。

菊田 ええ。また、当院にはドッグトレーナーも在籍しており、看護師や獣医師と共に月に3回程度、犬のしつけ教室を開催しています。病気や予防、しつけなど、成長に合わせて知っていただきたい内容を丁寧にお伝えしているんですよ。

宮地 今後についてはいかがですか?

菊田 当院は、この浦安市で35年にわたり、動物医療を通して地域に貢献し続けてきました。今後も伝統の良いところは生かしながら、新たな技術も積極的に取り入れて、飼い主さんがなんでも気軽に相談できる動物病院であり続けます。当院の理念は、診療を通して、人と動物の幸せの総量を増やすことです。ペットと飼い主様はもちろん、当院のスタッフも含め、誰もが楽しく暮らせる地域社会をつくるために、全力を尽くします。

GUEST COMMENT

宮地 真緒

ペットは言葉を話せないので、飼い主さんは「どこが悪いのか、なぜ元気がないのか」と、不安を抱えたまま病院に駆け付けます。そこで、菊田院長のように同じ目線になって丁寧に説明してくださる方がいるととても安心です。これからも、たくさんの動物を助けることで、地域全体の幸せを紡いでいってください!

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