注目企業インタビュー
教育・スクール
一人ずつ手渡しで学ぶ楽しさを伝え
子どもたちの可能性を広げる学び場
TAKAKUゼミナール
代表 稲垣 直剛
PROFILE
愛知県西尾市出身。庭師として長年働く傍ら、家庭教師としても活動を続ける。その後、静岡県浜松市の大手集団学習塾に転職し、数学講師を担当。より専門的な指導のノウハウを身に付けた後、数学・英語に特化した補習塾「TAKAKUゼミナール」をオープンした。
COMPANY DATA
TAKAKUゼミナール
- 住所
- 〒432-8002
静岡県浜松市中央区富塚町973-1 - URL
- https://takaku-zemi.jimdofree.com/
緒方 稲垣代表は以前、庭師をされながら家庭教師をされていたそうですね。
稲垣 はい。その後、静岡県の大手集団学習塾で数学の講師を務め、より専門的な指導のノウハウを身に付けた後、英語の教員免許を持つ妻と共に独立したという次第です。
緒方 貴塾を立ち上げられた背景にはどのような思いがあったのでしょうか?
稲垣 私は社会に出てから、自分が義務教育で学んだ知識は非常に役に立つものだと気付きました。そんな自分の経験から、社会で活躍するために必要な知識・知恵を、子どもたちが身に付けるサポートをしたいと思うようになったんです。
緒方 なるほど。貴塾はどのようなスタイルで指導されているのですか?
稲垣 当塾では小・中学生を対象として、「積み上げ型教科」と言われる数学・英語を中心に教えています。家庭教師タイプ、通塾タイプ、完全オンラインタイプの3つのコースをご提供していますから、お子様の個性に合わせて最適な学び方を選んでいただけます。不登校の子どもたちや、特性がある子どもたちの生活・学習のサポートも行っているんですよ。私もかつては勉強が嫌いな子どもでした。だからこそ、わかりやすいオーダーメイドの指導を徹底しています。
緒方 それは親御さんにとってありがたいお取り組みだと思います。完全オンラインタイプではどのように授業を進められるのですか?
稲垣 ZOOMと双方向情報共有アプリケーションを併用し、生徒たちの表情と問題を解いている過程を同時に確認しながら授業を進めています。そうすることで、教師と生徒が同じ空間にいるような感覚で指導できるんですよ。
緒方 お取り組みから子どもたちを思う稲垣代表の情熱が伝わってきます。
稲垣 ありがとうございます。村上春樹さんの小説『ダンス・ダンス・ダンス』に出てくる言葉を借りて言えば、私にとってこの仕事は「雪かき」なんです。雪は降り積もると個人の生活や、社会の動きが停滞してしまうほどの重みを持ちますから、誰かがその雪を取り除かなくてはなりません。私の仕事で言えば雪は、子どもたちの学習面における日々の困り事です。降り積もると、生活やその後の人生に大きな影響を与えてしまう。当塾の仕事は、雪が降り積もった小道の先にいて困っている子どもたちの声に耳を傾けて、その子たちのために一生懸命雪かきをすることなんです。小道から大通りに出て、そこから自由に羽ばたく可能性をつくってあげたいと思っています。
緒方 素晴らしいお考えだと思います。最後に、今後についてもお聞かせください。
稲垣 今後は、地域の公的機関やコミュニティと連携して、より多くの子どもたちの声を拾い上げていきたいと思っています。官民が連携した「雪かき」ができるよう取り組んでいきたいですね。
GUEST COMMENT
緒方 耕一
「当塾の活動を通じて、生徒に勉強の楽しさ、有用さを伝えていきたい」とおっしゃっていた稲垣代表。教育を通じて子どもの可能性を広げたいという熱い思いを持った方でした。今後も一人ひとりの気持ちに寄り添った丁寧な指導で、子どもたちに学ぶ喜びを伝えていってください。私も全力で応援しています!