PROFILE

1991年生まれ。プロゴルファーとしてトーナメントに出場しつつ、趣味として車のカスタムに熱中する。20代で競技から退くと、車を本業にするべく2020年7月にOwl Works（株）を設立。現在は珍しい旧車の販売から、修理・整備まで幅広く手がけている。

COMPANY DATA

宮地　Owl Works（株）さんは、中古車販売を主に手がけていらっしゃるそうですね。店内を見渡す限り、珍しい車ばかりが並んでいます。あれは昔見かけたミニクーパーですよね！かわいいな。

髙橋　そのミニも、車体の後ろが木枠になっているモデルで、国内にはもう何台とないレアな車なんですよ。

宮地　髙橋社長は、このような旧車を扱うお仕事の経験が長いのですか？

髙橋　いえ、もともと大の車好きではありましたが、仕事としては2020年に当社を設立してスタートしたので、まだ3年ほどですね。それまではプロゴルファーとして活動していました。

宮地　そうなんですか！ユニークなキャリアですね。ということは、好きが高じて1から事業を立ち上げられた、と？

髙橋　はい。以前にも知り合いに「おもしろい車を探してよ」と頼まれていたので、趣味が本業になった感じです。現在は中古車販売を軸に、修理や整備も承っております。ただし、同じ中古車でも取り扱う車は特殊なものが多く、お客様も根っからの旧車ファンが大半です。旧車は数年前にブームと言われましたが、そうした時流に関係なく、日々楽しく仕事をさせていただいております。

宮地　好きなことに打ち込んでいらっしゃる様子が伝わってきます。他のお店と比較して、こちらならではの特長があればぜひ教えてください。

髙橋　お客様のご要望を断らないところだと思います。最近のディーラーは、車が少しでも改造されていると入庫を拒否してしまうことが多いのですが、当店は「カスタマイズして個性を出したい」という方のニーズにもなるべくお応えするようにしているんです。もちろん、一度やってみてやはり難しかった、というケースはありますが、初めからお断りすることはまずありません。

宮地　それは頼もしい。髙橋社長のように車と真摯に向き合ってくださる方になら、お客さんも大事な車を安心して任せることができそうです。

髙橋　ありがとうございます。せっかくの車好き同士ですから、お客様とは“売る側・買う側”という対面関係ではなく、車の良さについて語り合える横並びの関係でありたいと考えています。それが、信頼を築く近道だと思うんです。昔の車はエンジンが丈夫なものが多く、しっかり整備すれば何十年と乗り続けられるだけに、お客様とも長いお付き合いをさせていただければ幸いです。

宮地　では最後に、今後のビジョンについても語ってください。

髙橋　旧車販売の市場はニッチですが、この先もずっと、なくなることはないと思っています。その中で、会社を大きくするよりは、自分の手が届く範囲で、車を1から仕入れて目の前のお客様に届けるというやりがいのあるこの仕事を、楽しみながら続けていきたいですね。

GUEST COMMENT

宮地 真緒

私にとって車は、単なる移動手段ではなく、心からリラックスできる空間をくれる相棒です。修理や点検の時には信頼できるプロにお願いしたいし、車に深い愛情を持つ方であってほしいと思っています。髙橋社長は、まさにそういう方。これからも車好きにとっての、良き相談相手であり続けてください！