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注目企業インタビュー

多岐にわたる場所で各種水中工事を実施!<br />
業界で稀有な若手スタッフらが誠実に対応

建設

多岐にわたる場所で各種水中工事を実施!
業界で稀有な若手スタッフらが誠実に対応

株式会社 SUBSEA
代表 栗原 千太

PROFILE

不動産会社に勤務するも、会社の利益ばかりを重視する仕事が肌に合わないと感じ、偶然インターネットで見つけた水中工事の会社に転職。その後、2022年1月に独立して(株)SUBSEAを創業した。旧態依然とした業界の体質を変えることを目標の1つに掲げている。

COMPANY DATA

株式会社 SUBSEA

住所
〒334-0064
埼玉県川口市蓮沼298-202
URL
https://subseaconstr.com/

矢部 水中工事という珍しいお仕事に身を捧げておられる(株)SUBSEAの栗原代表。まずは現在に至るまでの歩みを教えてください。

栗原 私はかつて不動産の営業をしていました。しかし、お客様の利益よりもあくまで会社の売り上げを優先させる会社の方針が好きになれなかったんです。そこで「危険だが稼げる仕事」とインターネットで検索したところ、見つかったのが水中工事の職人でした。もちろん潜水の経験などありませんでしたが、ある会社の面接に行き「3ヶ月で資格を取ります」とアピールし、入社したんです。そして2年後の2022年1月に当社を創業しました。水中工事の業界では、私が最年少の経営者だと思います。

矢部 お仕事の内容を詳しく知りたいですし、独立後の状況も気になります。

栗原 水中工事とは海や川、ダム、上下水道施設など、さまざまな場所で水に潜って建設作業をする仕事です。土木・溶接・電気・解体など、工事の種類は地上と変わりません。ただ、狭い業界のために職人が高齢化しており、20代、30代がほとんどいない状態なんですよ。さらに独立後は、知らない会社の人から「生意気だ」と言われたり、仕事を邪魔されたりしたこともありました。そのような妨害に当初は突っ張っていたのですが、無理に反発せずに受け流すことを覚えてからは、おかげさまで業績も右肩上がりを続けています。

矢部 会社の経営が順調なのは何よりですね。でも、このお仕事はかなりの危険が伴うのではないかと思います。

栗原 ええ。水中の工事なので危険はつきものです。でも、私は水の中を怖いと思ったことが一度もないんです。元請けの建設会社さんから頼りにしていただけることの満足感と、危険な現場に飛び込むこのかっこいい仕事に大きなやりがいを感じています。

矢部 それは頼もしい限りです。ぜひ、将来のビジョンもお聞かせください。

栗原 この業界は慢性的に人手不足が続いていますが、そんな中で当社は若手を中心に12名の職人をそろえています。さらに今後はアメリカの建設会社と提携して一気に事業を拡大し、職人に払う給料をさらに増やす予定です。そのようにスタッフの待遇を改善するのはもちろんですが、私は作業の機械化を進め、最低限のマンパワーで回せる現場をつくることを目指しています。そのようにして、危険な工事に挑むスタッフの負担を減らしていきたいと考えているんです。

矢部 そのプランが実現すれば、栗原代表も経営に専念できますよね。

栗原 どうでしょうか(笑)。おそらく私はいつまでも水に潜っていると思います。なぜなら、普通の人には立ち入ることができない危険な現場が大好きだからです。だからこそ、旧態依然とした業界の体質を変えるべく今後も尽力します!

GUEST COMMENT

矢部 美穂

圧倒的な体力と技術力が求められる水中工事は、とても難易度の高いお仕事だと思います。お話をうかがい、危険な現場に果敢に挑む栗原代表のような方がいなければ、私たちの生活が成り立たないことがわかりました。スケールが大きくハードな毎日に生きがいを感じておられる代表のご活躍を応援しています!

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