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注目企業インタビュー

施工者を守りユーザーも安心な水性塗料

 あらためて、フロアコーティングとはどのようなものか教えていただけますか?

中尾 その名の通り、フローリングの床にコーティングを施して保護する技術のことです。以前は専用のワックスを使うのが一般的でしたが、近年、表面に木目調のシートを張る低コストのフローリングが主流になってきたため、これと相性のよくないワックスの使用は減りつつあります。見方を変えれば、もうワックスを塗らなくてもいいということですが、とはいえ新築当初の品質が20年や30年も続くわけではありません。そこで、あらかじめフロアコーティングすることにより、フローリング自体を経年劣化から守り、一般的には15〜20年とされている寿命を伸ばすことができるんです。

 フローリングの種類や保護の仕方が、そのように変化していたのですね。中尾社長の提供されているフロアコーティングには、どのような特徴があるのでしょうか?

中尾 一番のこだわりは、水性の塗料のみに特化して使用している点です。実は現在、床だけでなく外壁塗装や車の塗装なども含め、塗料が油性から水性に切り替わってきています。その理由としては、施工者の安全面への配慮が1つ。また、外壁などの場合は油性塗料だと周囲に漂うニオイが強いので、ご近所からクレームが出る場合もあるんです。水性塗料は昔のものに比べると耐久性の不安がほぼなくなっているので、フロアコーティングの場合も、換気に時間がかかる室内での工事であることを考慮すると、もはや水性一択だと思います。

 なるほど。油性では、施工者さんやエンドユーザーさんに対して、いろいろな問題を抱えさせてしまうのですね。

中尾 ええ。マーケティングを優先するなら、油性も水性も含めて多種多様の塗料を並べて、お客様に選んでもらうのが最も効果的かもしれません。ですが、私はお客様に自信を持ってお勧めできるものしか選択肢に入れたくないので、あえて水性のものだけをご提供するという姿勢を貫いているんです。

水性だけが選択肢になる未来を目指す

 エンドユーザーさんからしても、プロの方が自信を持って選択した商品のほうが、安心できることと思います。やはり、そうして自身のこだわりを貫くことが、お仕事をされるうえでのやりがいにもつながるのではないでしょうか?

中尾 そうですね。自分の考える理念が果たされ、お客様が喜んでくださることはもちろん大きな励みになっています。そして何より、いつも精力的に動いてくれている従業員たちから、「この会社で働いていて良かった」という声をもらえた時に、一番のやりがいを感じていますね。真に顧客ファーストを実現するならば、お客様だけではなく、そこに関わる従業員の満足度も上がっている必要があると思いますから、関わる人すべてに対して、真剣に向き合いたいんです。

 とことんまで実直な姿勢を一貫されている中尾社長。今後のビジョンについても、ぜひおうかがいしたいです。

中尾 当社の掲げているミッションは、日本のフロアコーティングの選択肢を水性だけにしていくことです。まずはその実現に向けて、着実に歩みを進めていきたいですね。また、そうして本当に良い商品を全国に広めることで、周囲で支えてくれている人たちを、経済的にも精神的にも豊かにすることが、私個人としてのミッションになります。まだまだ道のりは長いですが、自分が生きている間に何とかゴールにたどり着きたいですね。

GUEST COMMENT

嶋 大輔

20代で2つの会社を率いて、水性のフロアコーティングを日本中に広めるというミッションに全力で取り組んでいる中尾社長。誠実さを強く感じさせるそのお人柄に、仲間の方々も信頼してついていくことができるのだと感じました。これからも高い目標を胸に、日本全体の住まいをサポートしていかれることを期待しています。

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