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注目企業インタビュー

東京大学農学部に入学後、研究を続け博士号を取得する。1983年にイリノイ大学への留学を経験。帰国後は富山大学の講師・助教授を経て、東大の助教授に着任する。その後、1997年から2016年まで東大の教授を務める。退官後、(株)ニュートリサポートを設立。「長沢オリゴ」の販売を通じて、人々の健康づくりに貢献している。

株式会社 ニュートリサポート
[本社]
住所 〒238-0101
神奈川県三浦市南下浦町上宮田3120
[カフェ500]
住所 〒239-0842
神奈川県横須賀市長沢1-32-9 2F
URL https://nutrient-support.co.jp/

(株)ニュートリサポートは、「長沢オリゴ」の販売で人々の健康増進に貢献している。同商品を生み出したのは、長年にわたり東京大学で微生物学研究に打ち込んだ代表取締役の小柳津氏。女優の吉井怜さんが、社長の思いや同商品の特徴について詳しくうかがった。


退官後に起業し、「長沢オリゴ」を開発

吉井 小柳津社長は、東京大学の教授を経て起業なさったとうかがいました。

小柳津 独立以前、私は大学で微生物の研究を行っていたんです。1997年から2016年までは東大の教授も務めました。私の実績で最も有名なのは、生物進化の研究法を確立したこと。短時間で何十もの遺伝子が分析できる私の分析法は当時非常に画期的で、研究者の間で瞬く間に広がりました。それと同時に、私の名前もよく知られるようになったんです。

吉井 本当に素晴らしい成果を上げていらっしゃるんですね。退官後、なぜ起業されたのですか?

小柳津 学者の仕事は論文を書くことが中心ですが、いくら優れた論文を発表しても10年もたてば忘れられてしまうんですよ。私は昔から「社会に貢献することで後世に残る仕事をしたい」と考えていました。そこで東大退官後の2016年に当社を立ち上げ、「カフェ500」というレストランを開業したんです。レストランを営業する中で、多くのお客様がさまざまな病気に悩まされていることを知り、それを何とかしたいという思いで研究を始めました。その結果、「長沢オリゴ」という商品が生まれたんです。

吉井 「長沢オリゴ」とはどのような商品なのでしょうか?

小柳津 人間の大腸には酪酸菌というものが生息しています。この酪酸菌が増えると腸内環境が整い、健康に良い影響をもたらすと言われているんです。当社が販売している「長沢オリゴ」には、酪酸菌の餌となる水溶性食物繊維の「フラクトオリゴ糖」が最適に配合されています。摂取することで、手軽に腸内の酪酸菌を増やせるんですよ。

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