一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(C-plus)

注目企業インタビュー

28歳で介護業界に飛び込み、複数の施設に勤務した。レクリエーション中心のデイサービスに疑問を感じ、2021年に47歳で独立。「デイサービス takky (タッキー) 芥川」を立ち上げた。内職を提供し報酬を支払うことで、利用者に活力を与えている。

株式会社 takky
デイサービス takky芥川
住所 〒569-1123
大阪府高槻市芥川町1-10-24
サージュビル 1F
URL https://www.takky2022.com/

 田中社長が介護業界に入り、独立するまでの歩みを教えていただけますか?

田中 実は、私は長い間フリーターだったんです。28歳の時に一念発起してヘルパー2級の資格を取りました。それが介護業界に入ったきっかけです。そこからはずっと介護業界一筋で働いてきました。いくつかの施設に勤め、47歳になった時に、もっと上を目指そうと独立を決意したんです。そして、2021年9月に当社を設立し、2022年1月に当事業所を立ち上げました。

 「デイサービスtakky芥川」さんは、とてもユニークな取り組みを行っていらっしゃるそうですね。

田中 はい。一般にデイサービスというと、歌ったり体操をしたり脳トレをしたりというレクリエーションが思い浮かびますよね。私も以前はそういったデイサービスに勤めていました。でも、率直に言って、私はそんなレクリエーション活動にあまり魅力を感じなかったんです。実は、デイサービスには利用者様に内職をあっせんし、報酬をお支払いすることを目的としたタイプもあるんです。このタイプのデイサービスはまだ高槻になかったので、それなら自分がパイオニアになろうと考え「レクより、おしごと」を合言葉に掲げ、当社を設立しました。

 内職ができて、報酬も受け取れるのですね。とても興味深いです。

田中 そうなんです。当社では内職の報酬は全額、利用者様に還元しています。封筒に入れた現金をお渡しするととても喜んでくださって、そのまま仏壇にお供えする方もいらっしゃるんです。そんな利用者様の姿を見ていると「このサービスを始めて本当に良かった」と心から思います。利用者様に喜んでいただくことが私たちの信念ですからね。ただ、内職の報酬は1人あたり多くても月に2000円ほどなんです。最近は、若年性認知症で仕事をリタイアし、60代前半で当事業所に来られる方が増えています。少し前まで普通にお給料をもらっていた方々に2000円程度の報酬をお渡ししてもなかなかやる気につながりませんよね。ですから、月に1万円を超えるくらいの報酬を得られる仕事を取ってくること。これが今後の目標です。

 利用者さんは、内職を通じて自分の居場所を確保して生きがいを感じられます。それに、手足を動かすことで機能訓練にもなりますよね。これは素晴らしいサービスですよ。

田中 ありがとうございます。おかげさまで当社のスタッフは自主性が高くチームワークも抜群なんです。今後は近隣の商店からもお仕事をいただき、さらに地域密着型の施設にしていきたいと思っています。また将来的には、より介護に重きを置いた施設を立ち上げたいとも考えているんですよ。地域や社会に貢献し、多くの利用者様を笑顔にできるよう、これからも走り続けます!

GUEST COMMENT

嶋 大輔

自分の手で何かをつくり出す内職は、利用者さんに「まだまだやれる」という自信と希望を湧き上がらせてくれるでしょう。これからの高齢者福祉に必要なのは、社会貢献を通じて利用者さんに元気を与えるサービスです。高齢化社会に大いに貢献する田中社長の素晴らしいお取り組みを私も応援しています!

躍進企業応援マガジン最新号

2024年3月号予約受付中!