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注目企業インタビュー

千葉県香取市出身。大工職人を経て造園の世界へ入り、4年半の修業の後に26歳で独立する。(株)和緑園として造園やエクステリア工事を手がけつつ、2021年には庭造りと建築設計の融合を目指して(同)TICプランを設立。さらに2023年からは植物販売の店舗を立ち上げるなど業容拡大を続けている。

株式会社 和緑園
合同会社TICプラン
住所 〒287-0022
千葉県香取市九美上113
URL https://www.warokuen.com/

吉井 まず、星野社長が造園の世界に入られたきっかけから教えてください。

星野 私はここ香取市が地元で、幼少期から木と畑に囲まれた環境で育ちました。当時は特別好きというわけではありませんでしたが、大人になり地元を離れてみると「やはり緑のある生活はいい」と再確認し、木材を扱う大工になったんです。その後、より生きた植物と触れ合える造園業に興味を抱き、縁あって庭造りや植物の販売をしている会社に入社しました。そこで4年半の修業を積み、26歳で独立した次第です。

吉井 自然に触れることが、星野社長の原点なのですね。会社を立ち上げられてからの歩
みは順調でしたか?

星野 事務作業や従業員の教育など、すべてを自分でやらなければならず、その環境の変化に苦労することもありましたが、一歩ずつ前へ進んでいきました。現在は住宅の造園やエクステリア工事を中心に、ビル・マンションの植栽管理なども手がけています。また、ずっとやりたいと思っていた植物の売店も、2023年3月に開店したところです。実は、私を造園の世界に引き入れてくださった方と15年ぶりに再会し、売店の仕切りをお願いすることになりました。

吉井 物語がありますね。出会いを大切にされているからこそ、そういう素敵な巡り合わ
せがあるのだと思います。

星野 ありがとうございます。売店では、お客様が求る商品をご提供することはもちろん、セレクトショップのように私が「良い」と思うものをプレゼンすることも大切にしています。そうすることで、自分が考える緑、植物、庭造りを、どんどん世の中に出していきたいんです。

吉井 観葉植物は扱いが難しくて、育ててみようと思ってもつい枯らしてしまうことがあ
りますから、プロの方に助言や提案をしていただけると心強いですね。

星野 その難しさが魅力でもあるので、しっかり伝えていきたいです。造園は建設業の中でも特殊で、建造物のように図面を書いてその通りに施工すれば良い、とはいきません。木を1本植えるにも石1つ置くにも正解がなく、その空間でいかに表現するかが勝負の分かれ目なので、そこにやりがいを感じています。

吉井 アーティストのようなお仕事なんですね。では、今後のビジョンについてもお聞か
せください。

星野 40歳を迎えたのを機に、建築業を手がける(同)TICプランを新たに立ち上げました。建築と造園は本来すごく近いものなのに、建物の設計段階で庭のことが切り離されてしまっていることがずっと気になっていたので、「建物の中から見た庭」のことも考えたご提案ができればと。また、間伐材を貼り合わせるCLT工法でトレーラーハウスをつくるという世界初の事業にも注力しているところです。SDGsも含め、これからも世の中に貢献し続けていきます!

GUEST COMMENT

吉井 怜

造園はプロフェッショナルな仕事でありながら、星野社長は先生然とした感じがまったくなく、「技術や思いを共有したい」と考えていらっしゃるのが本当に素敵だと感じました。私も役者として、凝り固まらずに人と思いを共有しながら作品をつくり上げなければならないと、背筋が伸びる思いでした。

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