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コラム

会員制資産形成クラブFCG 総合部門代表 中村健人による 金融リテラシー向上指南
株式、暗号通貨、NFT――さまざまな金融商品が注目を集め、取り沙汰される昨今。誰もが気軽に投資・運用を始められる時代になりつつある反面、金融リテラシーを持たないために周囲に流されたり、失敗したりしてしまう人も多い。本コラムでは、税理士事務所に勤めながら個人で外国為替証拠金取引や株式、暗号通貨などを用いた資産運用を行い、その実績から会員制資産形成クラブFCGの総合部門代表に抜てきされた中村健人氏が、資産運用に役立つ正しい金融知識をお届けしていく。

皆さんこんにちは。FCG節税・資産形成部門代表の中村健人です。早いものでもう1年経ちまして、最後の掲載となりましたが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。

「資産」という概念の固定化

今回は、金融資産だけでなく、知的資産とコミュニティ資産と合わせて合計3つの資産についてお話ししてまいります。持論となりますが、資産というとほとんどの方は株式や現預金、債券、暗号通貨や不動産などの金融資産をイメージするのではないでしょうか。確かにこれらは精神安定につながりますし、将来のために必要なものです。そして、昨今は多くの方が金融資産投資のための勉強をしており、大学生すら学んでいる状況です。ここ数年の株価や暗号通貨などの価格高騰は当然、投資する方が爆発的に増え、総取引高が増大したことに起因します。暗号通貨の市場で言えば、2017年にやっと1兆円規模になったところでしたが、今現在は100兆円超。老後の2千万問題の発表、さらにコロナウィルスによるパンデミックもあり、多くの方が将来に対して悲観的になったため金融資産バブルが起きました。

しかし、資産というのは金融資産だけでしょうか。実は金融資産と引き換えに「幸福度」や「今の時間」を犠牲にしている人が多くいます。最悪の場合、将来に備えるために必死に働きすぎて、自分のためにも使わず、鬱病になってしまう方もいるほどです。その結果、履歴書にも空白が空き、交友関係も狭まり、資産を崩して生活せざるを得ないという悪循環に陥っていないでしょうか?

また、別のパターンとしましては、金融資産を増やすために高配当な案件や新規投資案件に投じて騙され、結果的に資産が減ってしまうケースもあるでしょう。増やすための行動で、減らす結果を招いてしまう。周りに流されて騙されるというのは、自分の身になる要素も1つとしてなく、ただ時間とお金を無駄にする最悪の事態です。

知的資産の重要性

時代は常に移り変わります。仮に昔に貯めた大金があっても物価が高くなればその価値は下がりますよね。最も大事なことは常に学び、どんな時代になってもその場その場で適者生存し、活躍することにあります。過去に大きな成功を収めた人も時代の変化によって通用しなくなる場面は多々あり、そうするとせっかく築いた金融資産を次々と減らさねばならなくなるでしょう。どんなに金融資産があろうと、慢心して自らの技術を高めるための努力を怠れば、時代に置いていかれてしまうのです。

だからこそ、時代ごとに経験を積み続け、新しい技術を身に着けなければなりません。「知的資産」が重要である、ということです。知的資産を積み上げ続けている限りは、本質的に窮地に陥ることはありません。何が起ころうと、自らの知識・技術でいくらでも再起可能なのです。

このように、知的資産は金融資産の上位の存在であるということがわかります。では、ここでもう1つの「コミュニティ資産」についてもお話ししていこうと思います。

相互利益なくして協力なし

知的資産があるということはその人に価値があるということです。その人自身が資産である、と言ってもいいでしょう。それを礎に、金融資産はいくらでも積み上がります。

それだけでなく、収益を得る時には誰かとアクションを起こすということが多いですよね。会社に勤めていたり、事業提携をしたりするのも同じです。ただ、その人自身に価値がなければ、組む相手にはメリットがありません。収益とは相互利益の関係で生み出されるものであり、高い収益を発生させたいならば、高い収益を発生させる相手と組む必要がありますが、相手の視点でも自分がそのような存在でなければ決して組めないというわけです。過去に偶然、稼げてしまった人が、その後は実力不足で稼げなくなるという悲劇は、こういう理由で起きます。

相手に利益をもたらせる存在に

携わる仕事・事業が大きくなるに連れて、1人だけで進めるのは難しくなっていきます。また、今の社会の状況を知ったり、新しいことを学んだり、新しい情報を取り入れたりする時に、上質なコミュニティが必要になってきます。例えば暗号通貨ICOやHYIP(高利回り投資案件)などに騙されてここ数年で瞬く間に大金を失ってしまった人が多くいます。なぜその失敗をしてしまったのでしょうか。それは、1人ですべての情報を取り入れて、1人で行動したからです。もし、何かしらの金融資産研究グループや暗号通貨研究会に入っていれば騙されることはなかったかもしれません。だからこそ、上質なコミュニティとは何よりも重要な資産なのです。

まとめると、資産とは

①知的資産
②コミュニティ資産
③金融資産

これらの3つがあり、若いうちは③を取りに行って大きな失敗をしても、良い経験になったとやり直すことができますが、ある程度の年齢になると搾取されて終わりになってしまいます。

そこで、資産価値の優先順位が①→②→③であることを忘れないようにしましょう。人生において何よりも重要なものが「経験」であるということは、私よりも先輩の方々であればなおのことご理解いただけるはずです。そして今日よりも明日、明日よりも明後日と、歩みを止めずに新しいことへ挑戦し続け、その中で自分という資産を築き続けてまいりましょう。

それでは、1年間ありがとうございました。

■プロフィール
中村 健人(なかむら けんと)

富裕層様・経営者様・医科歯科開業医様 会員制資産形成クラブFCG
総合部門代表
税理士事務所勤務。神奈川県横浜市在住。暗号資産や株式、外国為替取引にて個人で多数の実績を残したことが評価され、FCGより総合部門代表に抜てきされる。2018年にオファーを受け雑誌掲載。
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