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Challenge+(チャレンジプラス)

コラム

移り行く世の中で生きるビジネスパーソンへ贈る 新しい時代に自分軸を持つ思考のヒント

株式会社 ブレインスイッチ
代表取締役 壁山 恵美子

 
さまざまな物事が目まぐるしく移り変わり、多くの情報が発信されて錯綜している昨今。その中で何を基準にし、何をすればよいのか、取捨選択に悩まされるビジネスパーソンも多い。本連載では、大学院在学中から個人事業主として芸能界・出版業界など多様なフィールドで活躍し、30歳で転職した上場企業ではスピード出世を果たすなど、確固たるビジネスノウハウを蓄積してきた、経営戦略コンサルタント・ストレングスコーチの壁山恵美子氏が、これからの新しい時代に向けて、仕事・ライフスタイル・コミュニケーションにおいて自分の軸を持って考えるための“思考のヒント”を、自身の業務や日常生活での実体験に基づき伝えていく。
 

リアルとリモートのバランス

11月号を購読の皆様、ありがとうございます。また、このコーナーページを開いていただきありがとうございます。2022年も残りあと2ヶ月となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

前号では、知らない女性に話しかけられた時のお話を書かせていただきました。その女性が最後に言った「お友達を大切にしなければね」という言葉が、数日後から自分の現実にも影響を与えていった···という不思議な話を書いたのですが、その後もやはり、このお告げのような言葉どおり、友人と会う機会(それもリアルで会う機会)が増えています。9月号時点から2ヶ月が経過して私の環境にも少し変化があり、Zoomを使ったリモート会議はまだまだ続いているものの、8月にはリアルなイベントに参加することで、今までずっと画面越しでしかお会いできなかった方々と会う機会を得られ、また自主開催の研修会でも、遠方からの先輩を招いてお話を聞く機会を得ることができました。

そうしてリアルでのコミュニケーションが増えるにつれて、やはりリモートよりも対面のほうが深い話ができると実感しています。そして、この2年半の間に「やっぱり、会って話すと違うね」と「会わなくてもこうして話せるって便利だね」という両面の考え方が定着してきた気がします。順次、コロナ禍のさまざまな規制が緩和され、人とのコミュニケーションの取り方もリアルとリモートの間でバランスを取りながら、変化し続けていくのでしょう。

2年ぶりの海外渡航の上空から

さて、今回は2年ぶりの海外渡航で、上空から原稿を書いています。コロナ禍の中、しばらく海外へ行けない日々が続いていましたが、ワクチン接種3回目も完了し、久しぶりの渡航が実現したのです。最後に海外へ行ったのは2020年3月、ミャンマーで「EMILYと行く開運ツアー“ミャンマー”パワースポット『寺院巡りと瞑想』の旅」というツアーを開催して、受講生を引率した時なので、約2年半ぶりの渡航です。

今回の渡航先はフロリダ(オーランド)。オンラインビジネスやオンラインマーケティングに関する自己研鑽のため、本場アメリカで開催されるビッグイベントに参加させていただきました。国内では長くても2時間程度のフライトですが、海外となると長距離・長時間の移動になりますので、機内でなるべく疲れないようにすることが重要です。ただ、私にとっては、時差の調整や機内での過ごし方も毎回かなり重要な課題となっています。今回は日本からアメリカまで約12時間、さらにアメリカ国内で2時間半ほどで、合計15時間ほどのフライトとなりました。こういう長時間移動の際に、皆様の場合はどんな風に過ごしていらっしゃるのでしょうか?

フライト中の時間を有効活用する

搭乗後の周囲を見渡せば、機内で配信されている映画を観る、本を何冊か持ち込んで読書をする、スマートフォンなどの端末でゲームをする、時差を調整するために睡眠をとる、というのがメジャーな過ごし方のようですが、私はいつも、Wi-Fiなどのネット環境がなくてもできる仕事を機内で行うことにしています。今回の場合はこうして原稿を書いたり、パソコンのローカル保存が可能な資料作成をしたり、帰国後に開催の研修の準備でテキストを作成したり―しかし、フライト中のスケジュールが忙しすぎて、集中が難しいこともあります。「出発→お食事→消灯→軽食→点灯→お食事→到着」···確かに、11時間もフライトしているので機内食が出るのは普通だと思うのですが、2回のお食事に1回の軽食、さらに搭乗後すぐにスナックとドリンクも配られるので大変です。17時45分に離陸した後、19時~20時ぐらいにお食事となり、その後はすぐ消灯してしまうので機内は真っ暗!手元の灯りをつけてパソコン作業をしていると、22時には軽食でバンズにハムやチーズを挟んだサンドウィッチのようなものをいただく、という具合。普段の自分の生活では食事と食事の間の時間は約5~6時間ほど空く場合がほとんどなので、個人的にはこの機内スケジュールはとても忙しく感じますし、そんなにご提供いただいても食べ切れないというのが現実です。以前から、アメリカやイギリスなどへの移動で12時間を超えるフライトになると、「これでもか!」というくらい機内食が出てくるため、いつも「気ぜわしいなあ」と思っています。

そんな中でも、決まった時間を活用して自分のタスクをこなすということが私にとってはとても楽しい時間で、パソコン作業をする→眠くなったら少し仮眠する→軽食などが配られ起こされる、といった感じで、フライト中は眠ってしまっても、お食事の時間で起こされるので、最近は「やるべきことをやらずに眠ってしまうリスクが少ないメリットがあるから、このフライトスケジュールの忙しさも良いのではないか」とさえ思えるようになりました。

海外へ行く時に、今だから思うこと

先日、英国のエリザベス女王陛下の訃報を知った際に、スコットランドのお城で最期を過ごされたというニュースを耳にしました。私は学生時代に夏期留学でスコットランドを訪れ、現地の大学で学んでいたことがあるのですが、先のニュースを観ながら、当時のことをいろいろと思い出していました。

平日はもちろん大学の授業があったのですが、夕方や土日にはさまざまなアクティビティや催しがあり、スコットランドの古城を訪れたり、イギリスといえばタータンチェック柄の織物が有名なので、その繊維工場まで足を運んだり、少し離れたグラスゴーまで遠足に出かけたり、年に1回開催されるミリタリータトゥと呼ばれるスコットランドの歴史を描いた行進イベントを観覧するために(当時は電話しか予約手段がなかったので)拙い英語で電話をかけてチケットを予約したり···そんな思い出たちが蘇ってきたのです。

今になって思ったのは、もっと自分自身で行った場所をしっかり体感しておけば良かった、ということ。当時の記憶をたどれば、そこへ行ったことがあるという記憶はもちろん思い出しますし、写真にその記録も残っているのですが、当時まだ私は学生で、「ただただ観るもの、聞くもの、体感することが、楽しい!」という気持ちだけで、その土地の風土や歴史、お城などの由来やそこを統治している王家など、いわゆる世界史の深掘りをまったくせずに、無意識に訪れていたわけです。今なら、もっと意識的に、そこがどういった歴史をたどって、どのような王家に統治され、そして、どのようにして今のイギリスという国が成り立っているのかをしっかり学んでから訪問するだろうな、と。

せっかく若い頃に、いろいろ観て、聞いて、体感する機会があったのに、何だかもったいないことをしていたと、過去を振り返りつつ反省する良いきっかけになりました。

次に海外渡航をする時は、イギリスやスコットランドに限らず、もっとその土地の素晴らしい文化や歴史を学んで、理解してから訪れてみようと思います。皆様も、海外渡航をされる際の機内の過ごし方や、訪れる際の心持ちについて、この機会にぜひ考えてみてください。

※ご質問・ご意見・ご感想はメールでお受けしています。また、ご相談などもお気軽にご連絡ください。皆様のヒントになるコラムを目指していきますので、引き続きど うぞよろしくお願い申し上げます。
 

■プロフィール
壁山 恵美子(かべやま えみこ)
株式会社 ブレインスイッチ 代表取締役
YAMA HOTEL & ROOFTOP BAR(ミャンマー/ヤンゴン)
Chief Information Officer(CIO)
 
イベント・出版業界を経て、ソフトバンク(株)に入社。情報セキュリティおよびリスクマネジメントを専門分野とするグループマネジャーとして業務に従事。その後、J-SOX、IT統制、システム監査等の経験を経て独立。現在は、上場企業の経営企画部門およびPR・マーケティング戦略などのコンサルティングに携わる。また、中小企業の経営者向けコンサルティングや人材育成の研修カリキュラム開発なども展開。さらに、YAMA HOTEL & ROOFTOP BAR(ミャンマー / ヤンゴン)にてCIOとして人材育成をする傍ら、ミャンマー進出コンサルタントとしても活動。Gallup認定ストレングスコーチとして、組織のマネジャーなどにコーチングおよびコーチング型マネジメント手法を指導している。
 
※保有資格
・Gallup認定ストレングスコーチ
・Tony Buzan公認 マインドマップ・インストラクター
・Peter Walker氏 公認 ベビーマッサージ&ベビーヨガインストラクター
・高等学校教諭第Ⅱ種(公民)免許
 
URL https://brainswitch.jp/
個人Webサイト https://kabeyama.jp/
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Instagram @kabeyama
Twitter @Kabeyama_Emiko
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