注目企業インタビュー

医療・福祉
世界水準の医療機器開発経験を生かし
医療ビジネスの成長を加速させる
マスモトハートメディカル 合同会社
代表 増本 直広
PROFILE
静岡県立大学大学院薬学研究科博士課程修了後、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アボット・ラボラトリーズ、メドトロニックといった世界トップ企業で20年以上にわたり循環器系医療機器の臨床開発に携わる。2024年12月25日にマスモトハートメディカル(同)を設立。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒123-0872
東京都足立区江北7-17-5 103 - URL
- https://www.masumoto-heart-medical.com/
石黒 まずは、増本代表の歩みからお聞かせください。
増本 私はジョンソン・エンド・ジョンソンなど、世界トップクラスの企業で20年以上にわたり循環器系医療機器の開発に携わってきました。その中で、冠動脈疾患の「薬剤溶出型ステント」、弁膜症の「経カテーテル大動脈弁置換術」、心不全領域の「植込み型補助人工心臓」、不整脈治療の「デュアルチャンバーリードレスペースメーカー」など、数多くの治験・PMS・臨床研究・薬事申請に関わってきました。いずれも、患者様を救う革新的な医療機器です。
石黒 世界水準の臨床開発経験をお持ちなのですね。それでは、現在の事業についても教えてください。
増本 当社では、臨床開発支援や薬事申請支援に加え、ビジネスデベロップメント分野も手がけています。マーケットリサーチや新規事業の提案、資金調達支援、M&A支援など、経営面からも企業の成長をサポートしているんです。さらに当社の強みは、投資と実務の両輪を自社で担っていることです。
石黒 どういうことなのか、ぜひ詳しくお聞かせください。
増本 一般的にバイオベンチャーの開発では、投資会社が資金を出し、受託会社が治験などの実務を担当します。しかしその構造では利害が対立し、ベンチャー企業が板挟みになることも多いんです。当社は自ら投資し、株式を取得したうえで実務支援も行う、いわば「投資型開発業務受託」という独自のモデルを採用しています。自分たちが株主でもあるからこそ、1日でも早く承認に導くことが自らの利益にもつながる。本気で成果を追求できる体制です。
石黒 臨床開発の第一線を知る増本代表だからこそ実現できるモデルですね。
増本 ありがとうございます。当社は海外企業の日本進出や、国内企業の海外展開支援にも力を入れています。長年培った経験と信頼、ネットワークを生かし、医療業界をつなぐ“架け橋”のような存在を目指しています。
石黒 「愛が地球を救い、医療が命を救う」という理念も印象的です。この言葉にはどんな背景があるのでしょうか?

増本 前職時代、僧帽弁のカテーテル治療機器で社長賞を受賞した直後に、退職勧奨を受けたことがありました。その経験から、成果を優先するあまりチームへの愛が欠けていたことに気付かされたんです。愛が足りないところに問題が生まれる。その教訓が、今の当社の理念につながっています。
石黒 では最後に、今後の展望をお聞かせください。
増本 目標は非常に明確です。世界3億人の患者様の命を救うこと、そして世界一の企業になること。愛のある医療で世界を救いたい――その思いが、私を突き動かす原動力です。


GUEST COMMENT
石黒 彩
医療機器の臨床開発の第一線で活躍されてきた増本代表のご経験こそが、最大の武器です。「愛が地球を救い、医療が命を救う」という理念を胸に、日々挑戦を続ける姿に深く感銘を受けました。世界一の企業を目指す代表の挑戦が、多くの命を守り、未来を切り開く力となることを、心から応援しています。