注目企業インタビュー

建設
女性も若手も輝ける環境づくりを通して
土木建設の技術と使命を次世代へつなぐ
株式会社 ラックワイド
取締役 吉廣 昌子
PROFILE
東京都生まれ、埼玉県育ち。化粧品販売やエステサロン経営など、美容業界で長年活躍した後、達也氏との出会いを契機に宮崎県から大分県へ移住し「ラックワイド」を設立。現在は取締役として、地域のインフラを支える土木工事や災害復旧事業に携わるとともに、若手の人材育成や女性が活躍できる環境づくりに力を注いでいる。
COMPANY DATA
株式会社 ラックワイド
- 住所
- 〒879-5405
大分県由布市庄内町東長宝イバ元 784 - URL
- https://luckwide.wixsite.com/website
土木工事や災害復旧を通じて地域のインフラを支える(株)ラックワイド。取締役の吉廣昌子氏は、人材育成や女性が活躍できる環境づくりに力を注いでいる。日常を守り、非常時には命を支える土木の使命と同氏の情熱に、タレントの石黒彩さんが迫るインタビュー。
美容業界から土木工事の世界へ

インタビュアー 石黒 彩
石黒 大分県由布市を拠点に、地域のインフラを支える土木建築業を展開されている(株)ラックワイドさん。取締役を務める吉廣さんは以前、化粧品販売やサロン経営に携わられていたそうですね。そこから建設業界に入られたきっかけを教えていただけますか?
吉廣 私は化粧品販売の仕事を経て、宮崎県でエステサロンを経営していました。しかし、その事業が行き詰まり、工事現場で交通誘導員のアルバイトを始めたんです。そこで、大分に出張で来ていた現在の夫・達也と出会いました。夫との出会いを機に大分へ移住して「ラックワイド」を設立、当初はサロン経営と土木の仕事を並行していましたが、やがて建設業に専念するようになりました。
石黒 土木工事というと、どうしても“男性の仕事”というイメージがあります。女性として初めて現場に出られたときの印象は覚えていますか?
吉廣 同じ建設業でも、ビルや家を建てる仕事はカッコいい印象なのに比べ、土木はいわゆる3K職種の代表格なので、私も最初は「やりたい」とは思っていませんでした。ただ、人手が足りないからやるしかなかったんです。それでも、大きな道路工事の現場に行かせてもらったとき、「この道、私たちがつくったんだよね」と胸を張れる喜びが込み上げてきました。美容業では得られなかった満足感を得られた瞬間でしたね。
