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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

素材にこだわり抜いた本場の味わい
家庭的な空間でくつろげる沖縄料理店

 

鰹香る骨までおいしいソーキそば

T-岡田 沖縄料理と健康的な定食メニュー、両方の味を楽しみたい方も多いでしょうから、とても素晴らしいと思います。それでは、メニューについても詳しくお聞かせください。

喜屋武 当店の看板料理は、鰹節の香り広がるスープに、とろけるソーキが贅沢な「軟骨ソーキそば」。ご用意しましたので、ぜひT-岡田さんにも召し上がっていただければと思います。

T-岡田 もちろん喜んで。すでに鰹の濃厚な香りが漂っていますね。それではいただきます。──これは凄い!おいしい小麦の豊かな風味が口いっぱいに広がり、噛むほどに旨みが増していきます。そこに鼻に抜ける鰹の香りが重なり合い、思わず箸が止まらなくなる味わいです。自然と笑顔になれる、幸福感あふれる一皿ですね。

喜屋武 ありがとうございます。当店のだしには店内で削った鰹節を使用し、香りを強めにしているんです。圧力鍋でとろとろになるまで煮込んだソーキは軟骨まで食べられますし、小麦が香るよう全粒粉を混ぜた太めの縮れ麺は当店のオリジナルです。さまざまなこだわりでこの味をつくりあげました。
 

朝から夜まで楽しめる癒やしの空間

T-岡田 素材一つひとつにこだわり、丁寧につくられていることが伝わってきました。やさしい旨みが体にすっと染みわたり、沖縄料理の魅力を改めて実感できました。「軟骨ソーキそば」の他にも、朝から夜まで多彩なメニューを用意していらっしゃいますね。

喜屋武 はい。当店の基本はお昼営業ですが、土曜日は朝の9時から10時も営業しています。この朝ごはんタイムでは、 「おにぎりハーフ3個セット、かつおだしスープ、小鉢一品」が大人気です。おにぎりの具のポークは沖縄の実家から送ってもらったもので、ボリュームも満点。また、ランチタイムの一押しである「ジューシー」は、豚の煮汁を入れてお米を炊き上げるコクのある料理で、私の祖母がよくつくってくれた味を再現しました。その他にも多彩なメニューをInstagramに投稿していますので、ぜひ見てみてくださいね。

T-岡田 もうメニューやInstagramの投稿を見ているだけで、さらに食欲がわいてきますよ。やはり、沖縄ゆかりのデザートもあるのでしょうか?

喜屋武 ええ。当店のデザートでお勧めは「黒糖琉乳」というオリジナルドリンク。沖縄でぜんざいと言えば、黒糖で煮た金時豆を敷き、その上からかき氷を乗せるもので、当店でも人気メニューの1つなんです。この「黒糖琉乳」は、自家製の黒糖ぜんざいにミルクを注ぎ白玉をトッピングしたラテなんですよ。自家製の沖縄風のドーナツ「サーターアンダギー」もサクッと軽い味わいで大好評なので、 「黒糖琉乳」と合わせていろんな方に味わっていただきたいですね。

T-岡田 それは素晴らしい!沖縄ならではの甘味を贅沢に味わえるのですね。ところで、20時から24時はバータイムになっているとか。

喜屋武 ええ。バータイムではおいしいお酒とソーキそばをご提供しています。オリオンビールや泡盛などのアルコールも充実していまして、1000円で満足できる「せんべろセット」もご用意しているんです。

T-岡田 朝から夜まで、いつお店に来ても幅広いメニューを楽しめるので、お客さんも飽きないでしょうね。今はお店でお話をうかがっていますが、家庭的な雰囲気で、時間を忘れていつまでもくつろいでしまいそうです。何より喜屋武代表の明るいお人柄が、お客さんを引き付けているのだと感じました。

喜屋武 ありがとうございます。私はお客さんに料理を食べていただき、「おいしい」と言っていただけることが何よりのやりがいなんです。そうして、直接言葉にしていただけるというのは、決して当たり前のことではありませんからね。これからも今回お褒めいただいたお店の雰囲気や料理の味を維持していき、「また来たいな」と思っていただけるお客様を増やしていけたら嬉しいです!
 
 

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