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努力の末につかんだ第二のキャリア<br />
相談者に合わせて柔軟に対応する司法書士<br />

スペシャリスト

努力の末につかんだ第二のキャリア
相談者に合わせて柔軟に対応する司法書士

司法書士 TAYA法務事務所
司法書士 田谷 智之

PROFILE

1974年生まれ、東京都出身。司法書士向けソフトウエアの販売に携わる一方、より公私のバランスが取りやすい職業を求めて、40歳から司法書士試験の勉強を開始。資格を取得した後、2025年4月に栃木県茂木町で「司法書士 TAYA法務事務所」を開業した。

COMPANY DATA

司法書士 TAYA法務事務所

住所
〒321-3531
栃木県芳賀郡茂木町茂木41-1
川田ビル1F
URL
https://tayashihoshoshi.com

 

インタビュアー 矢部 美穂

矢部 「司法書士 TAYA法務事務所」さんは、2025年4月に開業されたばかりだそうですね。まずは、田谷さんのこれまでの歩みから教えていただけますか?

田谷 以前は司法書士向けにソフトウエアを販売する仕事に就いていました。若い頃は神奈川県川崎市でマンション暮らしでしたが、都会よりも一戸建てが手に入りやすく、自然が豊かで子育てがしやすい土地を探して、30歳だった20年前に茂木に引っ越してきたんです。

矢部 セールスの対象だった司法書士さんに、ご自身がなられた経緯が気になります。

田谷 前に勤めていた会社と交渉して栃木エリアの担当にしてもらい、茂木に念願の家を構えることができましたが、3人の子育てに母の介護も重なり、仕事とプライベートを両立させることが難しいと感じるようになったんです。そこで、それまで日常的に見てきた司法書士という職業が、自分のライフスタイルに合っていると思い、一念発起して40歳から勉強を始めました。

矢部 40歳から勉強を始めるとなるとハードルの高い挑戦に思えますけれど、苦労はありませんでしたか?

田谷 簡単ではなかったですね。仕事・子育てをしながら空いた時間で勉強をする形でしたので、合格までに10年かかりました。

矢部 大変な努力をされたんですね。資格を取ってゼロからのスタート、現在の調子はいかがですか?

田谷 配属研修のみで開業しましたが、小さな町に20年も暮らしていると、ありがたいことに新しく司法書士事務所を開いたという話も周囲の皆さんにパッと広まるんです。同業者が少ないので50歳にもかかわらず若手と認知してもらえて(笑)、すべり出しとしてはまずまずと言える数のご依頼をいただいています。

矢部 素晴らしいです。ぜひ、「司法書士 TAYA法律事務所」さんの強みを教えてください。

田谷 司法書士は比較的文系出身の方が多いのですが、私は前職の経験も含めてデジタルな環境で仕事を進めることに慣れているので、個々のお客様に合わせてデジタルとアナログのどちらにも対応できるのが強みだと思っています。また、依頼を待つ姿勢の事務所が多い中、私は自分からお客様にアプローチしていく点も特徴かもしれませんね。

矢部 最後に、今後の抱負をお聞かせください。

田谷 経営的な視点と実務能力の高さを合わせ持った、バランスの良い司法書士になることが目標です。5年以内には一緒に働ける仲間を見つけ、今の事務所が手狭になるくらいにどんどん仕事をしていけたら理想的ですね。

矢部 田谷さんは司法書士として相談者の方に寄り添う姿勢を大切にされていて、「士業の先生と話すことに気後れする」「うまくことが運ぶか不安」といった、いろいろな思いを抱えた人を優しく受け入れてくれそうだと感じました。ご自身の強みをしっかり認識して前に進む“若手”の田谷先生を、私も応援します!

 
 

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