PROFILE

子どもの頃に吉凶を占う才に目覚め、著名な占い師との出会いをきっかけに鑑定士の道へ。姫路市を拠点に「Le petite chateau（ラ・プティ・シャトー）」を開業し、タロットや四柱推命など多彩な方法によるカウンセリング、人生に関するアドバイスを行っている。

COMPANY DATA

インタビュアー 亀山つとむ

亀山　Lucaさんはどんなきっかけで今のお仕事を始められたんですか？

Luca　小学生くらいの頃、友だちの悩みに対してアドバイスをしていたところ、私が言った通りになることが多々ありました。大人になって有名な占いの先生と出会ったのを契機に、相談に来た人が「ええ買いもんやった」と思うような占い師になろうと心に決め、本格的に勉強して鑑定士になったんです。「今日は今日しかないから、リハーサルはできない。虹が見たいなら雨も我慢しないとね」という言葉が好きで、私を訪ねてくる皆さんにもそんな心持ちで悔いのない毎日を送ってほしいと願って、この仕事を長く続けています。

亀山　私は現役の時、試合の大事な場面でヘッドスライディングをして、監督やコーチに「無茶するな」とよく言われました。でも、「その日」しか見に来られないファンもいると思うと、精いっぱいのプレーで応えたかったんです。ですから、「今日は今日しかない」という言葉はとても共感できますね。Lucaさんの鑑定には、どんなメニューがあるんですか？

Luca　タロットカウンセリングやカラーセラピー、手相などがワンセットで1回50分のコース、四柱推命や九星気学で占うコースなどいろいろ取りそろえていますが、それほどカッチリしたものではありません。お客様とあれこれお話ししながら、その方の悩みや知りたいことに合った方法で鑑定しています。

亀山　どんな方が相談に来られるのでしょうか？

Luca　学生から85歳のおばあちゃんまで幅広く、男性のお客様も多いです。はるばる北海道や沖縄から来てくださる方もいて、電話鑑定もしているので、ほぼ全国に対応していますね。

亀山　鑑定してもらうことで頭が整理されて、次の行動を起こす心の準備ができるのでしょうね。

Luca　皆さんきっと、誰かに「大丈夫」と言ってほしいんだと思います。でももちろん、ダメなものははっきりダメと言いますし、鑑定士として嘘はつきません。

亀山　昔、元阪神の掛布雅之さんが打撃不振の悩みを長嶋茂雄さんに電話で相談した際、受話器越しにバットを一振りさせただけで「いいよ、その感じ！」と励ましたエピソードを思い出しました。Lucaさんの「大丈夫」にも、往年の「ミスタープロ野球」と似た魔法の力があるのかもしれませんね。今後の活動についてはどのようにお考えですか？

Luca　ありがたいことに鑑定の予約が先々まであって、私に逢いに来てくれる方がいる限り、ボケるまで続けていきたいです（笑）。

亀山　いやいや、もしボケてもLucaさんに会ったら元気がもらえそうなので、生涯現役で頑張ってくださいね！