注目企業インタビュー

スペシャリスト
中小企業の事業支援で日本を元気に
二人三脚で寄り添う経営コンサルタント
鳩居堂コンサルティングオフィス
代表 奥田 博一
PROFILE
宮城県仙台市出身。富士通グループでリスクマネジメントや新規事業開発に携わる傍ら、中小企業診断士の資格を取得し、2025年4月に「鳩居堂コンサルティングオフィス」を設立。クライアント企業の「未来を創ろう」 をテーマに、戦略策定~事業開発~グロースアップまでを一貫して支援する。主に中小企業向けに、少人数からできる新規事業開発の伴走支援などを精力的かつ幅広く提供している。
COMPANY DATA

鳩居堂コンサルティングオフィス
- 住所
- 〒 104-0061
東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD.7F - URL
- https://www.kyukyodo.jp/
新規事業と向き合い視野が広がり、視座が高まる

インタビュアー 嶋 大輔
嶋 中小企業を対象とした新規事業開発支援を手がけている「鳩居堂コンサルティングオフィス」さん。まずは奥田代表がこの事業を立ち上げた経緯について教えてください。
奥田 新規事業開発との出会いは、所属していた会社で受けた研修プログラムでした。
嶋 なるほど。それは、いったいどのような内容だったのでしょうか?
奥田 管理職の養成を目的とした研修だったのですが、その一部に、新規事業開発の基本的な考え方やプロセスを学ぶカリキュラムがあったんです。目の前の仕事にばかり追われていた私が、会社が5年後も10年後も生き残っていくためには新しい事業や価値を創り出していかなければないということを学び、ビジネス環境の変化、技術革新、競合他社の動きなど、今まで注目していなかったことに初めて目を向けるようになりました。自社の強みについても理解が深まり、それを生かして新規事業を考えるプロセスが想像以上に楽しかったんです。その後は、社内の新規事業開発部門やベンチャー制度の立ち上げなど、実践経験を積み重ねていきました。
嶋 社外に対する視野が広がった、大きな転機となったのですね。何よりご自身の手がけるビジネスを「楽しい」と思えることが素敵だと思います。そうした経験をもとに、新たな挑戦を始められたのですね。
奥田 ええ。自分自身の成長を強烈に実感できるものでした。同じように、新規事業や人材開発に前向きな経営者が増えていけば、チャレンジングで世の中の変化に強い企業がたくさん生まれるはずだと考えたんです。新規事業への挑戦は単なる新しい収益源の創出ではなく、組織と人材を進化させる「成長のエンジン」であることを多くの方に伝えていきながら、活気ある社会を実現したいと思い、中小企業診断士の資格を取得した後、個人事業主として事業を始めるに至りました。
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