注目企業インタビュー

サービス
ドライバーが働きやすい環境を整備
物流に安心を乗せる軽貨物運送会社
株式会社 ACTIVA
代表取締役 豊田 睦崇
PROFILE
消防士として20年以上にわたり勤務し、人命救助や災害派遣など幅広い現場を経験。物流の重要性を実感したことをきっかけに、2024年に個人事業主として運送業を開始し、翌年法人化。顧客の安心感を重視した質の高い軽貨物運送サービスで信頼を獲得している。
COMPANY DATA

- 住所
- 〒216-0015
神奈川県川崎市宮前区菅生3-42-9 - URL
- https://www.activa-kawasaki.co.jp/

村田 豊田社長は消防士として長年活躍されてきたそうですね。どのような経緯で運送業界へ進まれたのでしょうか?
豊田 消防士時代は現場で約13年、本部の総務部で8年ほど勤務しました。東日本大震災や大島の土砂災害などの派遣も経験しましたが、定年後の働き方を考えた時、「自分で新しい場をつくりたい」という思いが強くなったんです。災害現場で、人命救助には物資を必要な場所へ確実に届ける物流の力が不可欠だと痛感したことも大きなきっかけとなり、2024年から個人事業主として運送業をスタートし、2025年に当社を立ち上げました。
村田 自分らしい人生を歩むために新たな道へ踏み出されたと。現在はどのようなサービスを提供されているのですか?
豊田 メインはネットスーパーの食材や乳製品を運ぶ軽貨物運送で、他にも定期配送やスポット配送、チャーター便など幅広く対応しています。軽貨物運送においては荷物を運ぶだけではなく、「お客様に手渡すまで」がサービスの一部だと考えて業務に臨んでいます。
村田 確かに、ラストワンマイルでの接点というのは、お客さんにとって印象に残る部分ですよね。
豊田 おっしゃる通りです。例えば、ドライバーのちょっとした疲れや気の緩みがお客様の不安につながってしまうかもしれない――だからこそ、私たちは最後の一歩まで丁寧に対応することを徹底し、会社全体としての信頼につなげるよう心がけているんです。
村田 ドライバーの方々は委託でお願いされているそうですね。マネジメント面ではどのような工夫をされていますか?
豊田 免許があれば誰でも参入できる業界だからこそ、人それぞれ価値観や働き方はさまざまです。当社では、委託ドライバー一人ひとりと丁寧に向き合い、希望する働き方や収入、プライベートとのバランスまでヒアリングしています。そのうえで、案件の内容やお客様のニーズとマッチングさせることで、ドライバーにもクライアントにも満足いただける体制を整えています。
村田 そのあたりは、消防士時代の経験も生きている部分ではないですか?
豊田 はい。消防で学んだ「チームワーク」と「コミュニケーション」は今の仕事に直結しています。特に、つらい時ほど仲間と連携し、支え合うことの大切さを知っているので、会社でも同じ考え方で組織づくりをしています。

村田 では最後に、会社の将来のビジョンについてもお聞かせください。
豊田 まずは会社の基盤をしっかり固めつつ、ドライバーを増やしてより多くのお客様に対応できる体制を整えていきたいと考えています。将来的には年商10億円規模の会社まで成長できるよう、目の前の案件としっかり向き合い、お客様から「ACTIVAに任せて良かった」と言っていただける仕事をしたいですね。


GUEST COMMENT
村田 諒太
消防士時代に培ったチームワークの経験を、物流の現場で存分に生かされている豊田社長。共に働くドライバーの方々と丁寧に向き合い、それぞれの働き方や価値観を尊重しながら最適な環境をつくろうとする姿勢が印象的でした。年商10億円という大きな目標の達成に向けて、さらに飛躍してください!