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注目企業インタビュー

地道な努力で地域の信頼を獲得<br />
剪定と草刈りで魅せる熟練の技<br />

建設

地道な努力で地域の信頼を獲得
剪定と草刈りで魅せる熟練の技

株式会社 桜園
代表取締役 青柳 正寿

PROFILE

半導体や液晶の製造装置メーカーで設計士として約10年勤務した後、新たな進路を模索した結果、造園業に転身。10年の修業期間を経て独立し、2025年4月に(株)桜園を設立した。寺社や公園など大規模な敷地内の緑地管理を多く手がけ、特に剪定と草刈りが得意。

COMPANY DATA

株式会社 桜園

住所
〒312-0042
茨城県ひたちなか市東大島2-11-24
アシストひたちなかビル 4F
URL
https://www.instagram.com/sakuraen2024


 

 茨城県ひたちなか市で造園業を手がけている(株)桜園さん。まずは、青柳社長の歩みからお聞かせください。

青柳 以前は半導体や液晶の製造装置メーカーにて設計士として10年ほど勤めていました。ただ、業界の統廃合などもあって、転職を繰り返すうちにやりたいことがわからなくなって悩んでいた時、たまたま求人で造園の仕事を見つけたんです。その時、昔から自然や樹木、草花が好きで、20代の頃に造園業者が公園で働く姿を見て「こういう仕事もいいな」と感じたのを思い出しました。それで、せっかくなら好きなことにチャレンジしてみようと思い、造園の道に進んだんです。

 なるほど。異業種からの挑戦でご苦労も多かったのではないですか?

青柳 造園は厳しい世界なので、師匠の会社に入って最初の数年間はつらい時もありましたね。ですが、設計士としてデスクワークしていた頃と比べてとても楽しく、やがて、独立して自分の考えやこだわりをお客様に伝えたいと考えるようになったんです。そして、10年目を節目に円満退社し、独立して1年活動した後、2025年4月に法人化しました。

 青柳社長にとって、造園業は天職だったわけですね。それでは、(株)桜園さんの強みも教えてください。

青柳 私は造園の中でも草刈りや剪定、緑地管理など、大きなお寺や公園の管理が得意で、それが強みでもあると思っています。法人化を急いだのも、団体や企業さんが相手だと個人事業主より法人のほうが信用を得られると教わったからで、多少の無理は承知で踏み切りました。

 お話をうかがっていると、「行動力」も青柳社長の強みの1つだと感じます。大きな現場は他社からも人気があり、競争も激しいのではないですか?

青柳 おっしゃる通りです。ですが、私が修業したところは剪定と草刈りに関して、県内でもトップを争うくらいの高い技術力を持っていました。ですから、競争相手が多くても技術で負けない自信があります。実際に、剪定のクオリティは「他の業者とまったく違うね」と褒めていただくこともあるんです。草刈りに関しては「誰でもできることを誰もできないくらい頑張る」ことにこだわっています。そのように、私のこだわりを理解していただけた時や、お客様から感謝の言葉をいただけた時、何よりも嬉しいです。

 高い技術力だけでなく、地道な努力を惜しまない姿勢が素晴らしいです!今後の展望についてはいかがでしょう?

青柳 ありがたいことにたくさんの仕事をいただいているので、ゆくゆくはスタッフを増員したいです。そうなると自分の家族以外も養っていかなければならないので、責任が重くのしかかると思いますが、暑い夏場でも笑って乗り切れるタフさを武器に、目の前の仕事を着実にこなして前に進んでいきます!

 

GUEST COMMENT

嶋 大輔

「誰でもできることを誰もできないくらい頑張る」のは、簡単なようでとても難しいです。これができるのは、持ち前のタフさはもちろん、本当に好きな仕事だからこそだと思いました。今後もクオリティの高い剪定と地道な努力を惜しまない草刈りで、さらなる高みへと突き進んでください!

 
 

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