注目企業インタビュー

建設
職人として“カッコよく”生きる
最適な提案で理想をかなえる造園の匠
雅 Gardening
代表 塩澤 雅樹
PROFILE
20歳で結婚し、手に職をつけようと決意。たまたま見かけた造園職人の姿に引かれ、業界に足を踏み入れた。厳しい環境に苦労しながらも、尊敬する2人の親方のもとで修業を積み独立を果たす。現在は庭づくり、樹木の伐採・剪定、草刈り、外構工事など幅広く手がけている。
COMPANY DATA
雅 Gardening
- 住所
- 〒252-0144
神奈川県相模原市緑区東橋本2-23-12 303 - URL
- https://miyabi-gardening.com
名高 塩澤代表が、造園職人として独り立ちするまでの歩みを教えてください。
塩澤 私は20歳の時に造園業に足を踏み入れまして、不器用だったため厳しい親方に怒られてばかりでしたが、それでも諦めず乗り越えられたのは、この仕事が楽しかったからです。また、その親方がとてもスマートで、仕事を早くきれいに仕上げる親方の信条は「常にカッコよくいろ」というものでした。
名高 親方の「カッコよく」という言葉は、具体的にどういった意味でしょう?
塩澤 造園の仕事はお客様や近所の方の目に入りやすいので、「あの職人が切った木だからきれいに仕上がっている」と思っていただけるように、「技術だけでなく服装や立ち居振る舞いも一流に見えるように気を配れ」ということですね。そんな親方に憧れていた私は、鯉口シャツに手拭いを巻き、手甲を付けて足袋を履くなど、見た目からお客様に信頼していただける職人を目指してきました。やがて、2人目の親方に挑戦することの大切さを教えていただき、「雅 Gardening」を開業した次第です。現在はお庭づくり、樹木の伐採・剪定、草刈り、外構工事など幅広い施工を手がけています。
名高 特にお家の庭づくりとなると敷地内にお邪魔するわけですから、技術はもちろん服装や立ち居振る舞いといった部分もとても大事なことですよね。作業の進め方についてはいかがですか?
塩澤 剪定は一定のセオリーを守るのですが、あえてオーソドックスなパターンからそれた切り方をしたほうがきれいに仕上がることもあるんです。ですから、お客様のご意向に合わせると同時に、自分の個性が出る施工でお客様に満足していただけるよう、工夫を凝らしています。
名高 要望を踏まえつつ、塩澤代表のようなプロが考えるベストな形を提案してくださるのは嬉しいと思います。お客さんと接するうえで、心がけていることも教えてください。

塩澤 お客様にも剪定の基本を知っていただくことです。例えば「バッサリ切ってほしい」という要望があった際、それはかえって良くない結果をもたらすことがあると正直にお伝えいたします。なぜなら、極端に短く切った木はそれに反発して翌年さらに長く枝を伸ばすようになったり、全体が枯れてしまったりするケースもあるからです。最近は安さを理由に造園を主としていない業者に頼まれる方も増えてきていますが、ぜひ、こうした木の特性を知っていただき、専門家に依頼していただきたいですね。
名高 では最後に、将来のビジョンをお聞かせください。
塩澤 私は今、ツリークライミングの技術を取り入れた特殊伐採にもチャレンジしているところです。そうして、お客様のご依頼に何でもお応えする職人として躍進し、関東でトップの造園会社を目指していきます!


GUEST COMMENT
名高 達男
役者として一流を目指してきた私と、「職人はカッコよくなければならない」という塩澤代表のポリシーは同じ。見た目にこだわると心もしっかりして、身に付けた技術もさらに磨き抜かれていくものです。関東一の造園職人になるという目標に向けて、さらなる飛躍を期待しています!