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注目企業インタビュー

同じ目標を持つ仲間が手を取り合う<br />
地域創生×SDGs促進コミュニティ<br />

スペシャリスト

同じ目標を持つ仲間が手を取り合う
地域創生×SDGs促進コミュニティ

株式会社 ペンギン村
代表取締役  河村 真樹夫

PROFILE

法律を学んだ後、士業事務所に入るが、さまざまな業界を見たいという思いから、営業、飲食、運送など、幅広い業界にて経験を積む。昔から好きだったペンギンが絶滅の危機に瀕していることに関心を持ち、SDGs事業を展開するために独立。SDGsと地域創生をテーマとした(株)ペンギン村を立ち上げた。

COMPANY DATA

株式会社 ペンギン村

住所
〒 103-0022
東京都中央区日本橋室町1-11-12
日本橋水野ビル7F
URL
https://penguin-village17.com/

 
 SDGsや地域創生をテーマにしたコミュニティサイトの運営やコンサルティングを手がけていらっしゃる(株)ペンギン村さん。河村社長がこうした事業を始められたきっかけは何でしたか?

河村 私は法律系の学校に通っていて、卒業後は士業事務所で働いていました。しかし新しい挑戦がしたいという思いが募り、営業や飲食、運送などさまざまな業界で経験を積んだんです。

 幅広い業界で知見を広げられたのですね。そこから、なぜ独立を決意されたのか気になります。

河村 もともとペンギンが好きだったのですが、そのペンギンが絶滅危惧種だということに興味を引かれたんです。彼らは一生懸命生きているだけなのに、そのような状況に陥ってしまっているのは、地球温暖化などの問題を招いた人間の都合です。だからこそ、何か自分ができることはないかと思い、個人投資家としてSDGsや地方創生に関する事業に挑戦している方と関わり始めました。そして、同じ志を持つ方々をつなげてイベントを開催したり、情報共有し合ったりできるコミュニティサイトをつくろうと、「ペンギン村」を立ち上げたんです。

 ペンギンを守りたいという強い思いをきっかけにご縁をつないでこられたのは、すさまじい行動力だと思います。この「そんちょさん」というマスコットキャラクターも、とても愛らしいですね。

河村 ありがとうございます。現在は前述したコミュニティサイト運営をはじめ、「そんちょさん」を連れてさまざまな地域の環境保全イベントに行き、子どもたちと触れ合う活動に力を入れています。また、「ペンギン村」でのイベント主催やボランティア団体への寄付、仲間企業のPR、限界集落の復興活動など幅広い事業を手がけているんです。まだ十分に軌道に乗っているとは言えませんが、それでも支援してくださる方がいて、子どもたちやイベント主催者の方にも喜んでいただけているので、当社が「ファーストペンギン」として先頭を切り、この輪を着実に広げていけたら嬉しいですね。

▲ (株)ペンギン村では、仲間企業の商品を中心にフィリピンの孤児院に届ける活動をしている

 素晴らしい志です。私もかねて、未来を背負って立つ子どもたちにそうした経験を積ませることが大切だと考えていたので、河村社長の思いに強く共感します。今後についてはいかがですか?

河村 日本だけにとどまらず、世界に視野を広げてみても、戦争が起きていたり、移民とうまく共生できなかったり、ネガティブな出来事が多い世の中のように感じます。しかし私は地域が異なっても、業種が異なっても、目的が同じであればお互いに助け合えると思うんです。それに、ペンギン絶滅の問題になっている地球温暖化も進んでいますよね。そうした諸問題の解決のためにも、まずは民間の力で、一人ひとりが意識を持って一致団結し、盛り上げていけるような環境づくりに注力していきます。

 

GUEST COMMENT

嶋 大輔

河村社長のお話をうかがい、これからの未来を背負う子どもたちのためにも我々が力を注いでいかないといけない事業だと感じました。より多くの人と志を共有するためにも、ぜひいろいろな場で発信していただき、環境問題をはじめとする世界規模の問題を解決するために一石を投じてください!

 
 

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