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最新ロボット導入で経営課題を解決<br />
北の大地で進化し続ける酪農一家

卸・販売

最新ロボット導入で経営課題を解決
北の大地で進化し続ける酪農一家

有限会社 北藤ファーム / Private salon belle
代表取締役 北藤 英利

オーナー 北藤 梨紗

PROFILE

代表取締役
北藤 英利
酪農家の長男として誕生。北海道の短期大学を卒業後、家業である(有)北藤ファームに入社。先代の父親から経営を引き継ぎ代表取締役に就任してからは、事業拡大のほか、牛の搾乳や牛舎の清掃に最新機械を導入するなど自動化・省力化を促進。妻の梨紗氏や子どもたちと共に、自社経営の安定と成長、広尾町における酪農のさらなる発展を目指している。

オーナー
北藤 梨紗
夫の英利氏を支えながら、自身が思う「良いもの」を多くの女性に伝えるべく完全予約制の美容整骨サロン「Private salon belle」をオープン。骨盤や筋肉に優しく圧をかけ、血流やホルモンバランスを改善するフェムケア矯正で、生理痛やPMSなど女性特有の悩みを解決している。

COMPANY DATA

有限会社 北藤ファーム / Private salon belle

住所
〒089-2446
北海道広尾郡広尾町字紋別21-127
URL
https://kitafujifarm.jimdofree.com
https://www.instagram.com/hokutofarm
https://www.instagram.com/private.salon.belle

「人手不足」は企業が抱える共通課題のひとつ。特に第一次産業を担う会社は家族経営が多く、悩んでいる経営者は多い。そんな中、(有)北藤ファームは、設備投資により労働力問題を改善した好事例だ。3代目代表取締役・北藤英利氏と妻・梨紗氏が思い描くビジョンについて、北海道出身のタレント・矢部美穂さんがインタビューした。


 

半世紀以上の歴史を持つ酪農家

矢部 北海道十勝地方の最南端、広尾町。豊かな自然とともに暮らし、牛たちと向き合っている(有)北藤ファームの北藤英利代表取締役と、奥様の梨紗さんにお話をうかがいます。まずはこれまでの歩みからお聞かせください。

北藤(英) はい。1951年に、私の祖父がこの地に入植したのが始まりです。約半世紀以上にわたり一家で酪農を営んできて、長男の私で3代目になります。1988年に(有)北藤ファームとして法人化し、2代目の父のもと、経営規模を拡大していきました。私が代表取締役を務める現在は、妻の梨紗と長女の唯歩(いぶ)も働いています。

北藤(梨) 一般的に、酪農は家族経営が中心というイメージが強いですが、当社ではスタッフを雇用し、現在は17名体制で運営しています。敷地内では乳用牛を約900頭、さらに国産和牛を約100頭、合わせておよそ1000頭の牛を飼育しているんですよ。

矢部 えっ、1000頭もいるんですか!?想像をはるかに超える規模です。

北藤(英) 祖父の代から3代にわたって、少しずつ敷地や牛舎を広げてきた結果、ありがたいことに“広尾町最大級の牧場”と呼んでいただけるようになりました。ただ、自分たちとしては規模の大きさを誇るというよりも、日々牛と向き合いながら、一歩ずつ積み重ねてきた結果だと思っています。
 
 

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