注目企業インタビュー
ドキュメンタリー映画の公開で話題に
除霊、供養、祈祷で人々の苦悩を和らげる
除霊の仕事で全国を飛び回る
今岡 そこまで評判が広がると、ご相談を受けるエリアも広がったのでは?
河村 はい、ご相談も全国からお受けするようになりました。例えば、沖縄には古くからユタと呼ばれる霊媒師がいますよね。そのユタから依頼を受けて、沖縄に除霊しに行ったこともあります。「私では解決できなかったから見てあげてほしい」ということでした。また、先日も除霊のために札幌市へうかがいましたね。
今岡 北海道から沖縄までとはすごい!札幌市のお仕事は、どのようなご依頼だったのですか?
河村 「息子さんが急に叫び出す」というご相談を、お父様から受けました。ご家族はご近所への影響も心配され、もう一部屋借りて、そこに息子さんを住まわせるようにしていたそうです。その場所へうかがい、除霊を行うことになりました。3泊4日の日程で取り組みましたが、初日は息子さんの口から、「お前に除霊できるわけないだろう」「お前に何ができるんだ」と私を罵倒するような言葉が次から次に出てきたんです。このやりとりを見ていたご家族は「これは本人ではないと思ってください」と謝っておられました。それでも粘り強く取り組む中で、少しずつ落ち着きを取り戻され、最終的には穏やかな表情に戻られたのが印象的でした。
今岡 それはよかった。ご本人、ご家族もほっとされたことでしょうね。
河村 そうですね。「ありがとうございました」と頭を下げていただいた瞬間、こちらこそありがたく感じました。困っておられる方の心の支えになれたと思えることが、この仕事の何よりの喜びです。今後はできれば海外にも活動の幅を広げ、より多くの方々が心の安寧を得られるよう努めていきたいと考えています。

GUEST COMMENT
今岡 真訪
長年格闘技にも打ち込んでこられた河村住職。数々の霊と対決されてきたことがうかがえる、その鋭い眼差しはまさに「ファイター」そのものでした。ご自身の力ではどうしようもない状況に直面している人々にとって、住職はまさに最後の砦。これからもさらなるご活躍で、多くの人々が心の安らぎを得られるよう導いていかれることを、心よりお祈りしています。