注目企業インタビュー

教育・スクール
子どもたちの人間力を高めて夢を育む
元教員が丁寧に指導するバスケスクール
刀 Basketball Academy / 合同会社 S2-Gravity
代表 鈴木 祐輔
PROFILE
日本バスケットボール協会公認C級コーチの資格を持ち、「刀 Basketball Academy」で小学生から中学生までの子どもを指導する。屋号の「刀」には、フィジカルに差があってもドリブルやパスなどの技術という“武器”で勝負してほしいという願いを込めている。
COMPANY DATA
合同会社 S2-Gravity
- 住所
- 千葉県成田市
- URL
- https://sgrum.com/web/katanabsk/
水野 鈴木代表は、バスケットボール指導に人生をかけてこられたそうですね。
鈴木 はい。バスケットボールを始めたのは小学生の頃です。ちょうど『スラムダンク』が流行っていて、私もその影響を受けてすっかり夢中になりました。子どもたちにバスケの魅力を伝えたい一心で教員免許を取得し、その後は小中学校の体育教員として勤務しながら、バスケ部の指導にも力を注いでいたんです。ただ、近年は部活動の地域移行が進み、学校外でのスポーツ環境が求められるようになったため、思い切って教員を退職し、2025年3月に当スクールを設立しました。
水野 まさに“バスケに捧げる人生”ですね。では、スクールの特徴について詳しく教えてください。
鈴木 当スクールでは主にU-15、U-12世代、小学生から中学生までの生徒を指導しています。スタッフには、教員経験者やプロチームで指導実績のあるコーチが在籍しており、技術だけでなく「人間力の育成」にも力を入れているのが特徴です。例えば、挨拶を大切にする、感謝を忘れない、仲間意識を育むといった日常のふるまいを指導に取り入れています。
水野 単にプレーを教えるだけではない、という点がよく伝わってきます。
鈴木 ありがとうございます。私たちは「自主・自立」をスクールの大きなテーマに掲げています。合宿は、子どもたちとスタッフだけで運営し、炊事・洗濯・掃除といった生活面も自分たちでこなします。親御さんに頼らず、自ら考えて行動することで、バスケットボール以外の面でも大きく成長できる機会を提供したいと考えているんです。
水野 練習や学校生活との両立についても工夫されていると聞きました。
鈴木 バスケだけでなく勉強とも向き合えるよう、練習日や時間帯を無理なく調整しています。保護者の方とも密に連携し、練習はいつでも見学可能なオープンな環境を整えているんですよ。
水野 他にも、独自の取り組みがありましたらぜひ教えてください。
鈴木 小学4年生以下の選手を対象にした独自大会を開催しています。この年代の子どもたちは体格差が大きく、通常の練習ではなかなかボールに触れる機会が少ない。そこで彼らを“主役”にする場をつくることで、「自分もやれる」という自信を育て、困難に負けず努力する姿勢を養ってもらいたいと考えています。
水野 指導の一つひとつに、教育者としての視点が生きていますね。今後の目標について教えてください。
鈴木 将来的には、スクール出身の子どもたちの中から、Bリーグの選手や日本代表、あるいは優れたコーチとして活躍する人材を輩出したいと考えています。現在もプロ選手との交流イベントを実施していますが、今後は地域密着の活動をさらに強化し、最終的には専用の体育館を建設することが目標です!

GUEST COMMENT
水野 裕子
義務教育の期間中である中学生やその親御さんにとっては、将来のための勉強や人間力の育成もおろそかにできません。その点、教員としての経験も豊富な鈴木代表なら安心です。バスケットボールのスキルも人間性も一流の子どもたちを育て、私たちが愛してやまないバスケをますます盛り上げてください!