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注目企業インタビュー

社員同士で助け合い切磋琢磨する<br />
優れた技術を持つ施工管理のプロ集団<br />

建設

社員同士で助け合い切磋琢磨する
優れた技術を持つ施工管理のプロ集団

株式会社 成和建設
代表取締役 川口 敏

PROFILE

美術大学を卒業後、フリーランスでクリエイティブ関係の仕事に従事し、その後イベントプロデュースの会社を経営。2014年に(株)成和建設の立て直しを依頼され入社。デジタル化などの施策を通じて社員の力を引き出し、事業拡大へ導く。2016年、3代目の社長に就任した。

COMPANY DATA

株式会社 成和建設

住所
〒 115-0044
東京都北区赤羽南1-20-10
GRANDIR 101
URL
https://www.seiwa2020.tokyo/


 

石黒 東京都北区を拠点に施工管理を手がける(株)成和建設さん。川口社長はこちらの3代目だとお聞きしました。

川口 はい。当社は1989年に創業した建設会社になります。私は、以前はまったく畑違いの業界の仕事に携わっていたのですが、とあるご縁から、2014年に当社のサポートを頼まれて入社したんです。当時、先代の社長からは「もう会社を廃業しようか」という話も出ていて、決して順風満帆ではありませんでした。しかし、技術力の高い社員もいるのに終わりにするのはもったいない――そう強く思い立ち、立て直しを図るために出来る限りの力を尽くそうと決めました。

石黒 懸命に働く社員の方々のために1歩踏み出されたのですね。具体的にどのような取り組みをされたのですか?

川口 ひとことで言えばデジタル化の推進です。社員にパソコンを1台ずつ渡すところから始め、さまざまなシステムやアプリを活用して仕事の能率を上げていったりと、社内の就業環境をデジタルで変えていきました。まだDXという言葉も一般的ではない時代でまったくの手探りでしたが、こうした改革で業務の効率化がなされ、業績がみるみるうちに回復しました。その再建が可能だったのは、施工管理に欠かせない豊富な経験を持つ優秀な社員が活躍してくれたからです。

石黒 川口社長の手腕はもちろんのこと、何より社員の皆さんのご努力があってこその躍進だったと言えますね。

川口 石黒さんのおっしゃるとおりです。私は、本当に優秀な社員に助けられています。当社は、社員14名のうち6名が1級建築施工管理技士の資格を持っており、現場を円滑に進めるプロ集団なんです。また、当社では外国人の方を積極的に採用し、日本人と同じ待遇で自分を高められる舞台を用意し、活躍してもらっています。そうして志を持った人が国籍を問わず自分の目標に向かって挑戦できる環境づくりを徹底しているんです。

石黒 それは素晴らしい。HPに書かれていたキャッチフレーズやキャラクターも非常に魅力的です!

川口 ありがとうございます。当社のキャッチフレーズである「『施工管理』が、俺の夢になる。」には、将来の子どもたちにとって施工管理が憧れの職業になってほしいという思いを込めています。キャラクターの「施工兄弟」は血のつながった兄弟のように社員同士で助け合い、ときにライバルのように切磋琢磨しながら同じ目標に向かってチャレンジする社風を表しているんですよ。

石黒 今後のビジョンについてはどのように思い描かれていますか?

川口 会社規模を先ずは2倍にすることが直近の目標ですから、その実現のために今後も一つひとつの現場と向き合ってまいります。そして、真面目に、正直に努力した人が報われる施工管理という仕事の素晴らしさを世に広めていきます。

 

GUEST COMMENT

石黒 彩

川口社長がしっかり基盤をつくられているからこそ、社員の方々が遺憾なく自身の能力を発揮できるのでしょう。(株)成和建設さんが社員さん一人ひとりを尊重しつつ、一致団結して伸びていく会社なのだとよくわかりました。ぜひ今後も施工管理という素敵なお仕事の魅力を社会に発信し続けてください!