注目企業インタビュー

IT
サイバー攻撃からクライアントを守る
安心・安全のセキュリティ対策を提供
株式会社 トンボテクノロジ
代表取締役社長 福井 将樹
PROFILE
学業修了後、日本電信電話(株)に入社し、光通信、光情報処理の研究開発に従事。その後、東日本電信電話(株)研究開発センタでの開発業務を経て、NTT-ATにてセキュリティ全般に関わる事業を統括。計約30年の経験を積み、2025年5月に(株)トンボテクノロジを設立した。
COMPANY DATA

株式会社 トンボテクノロジ
- 住所
- 〒 236-0058
神奈川県横浜市金沢区能見台東8 A-203 - URL
- https://www.tombotechnology.com/
嶋 お客さんのビジネスをセキュリティ面から支える(株)トンボテクノロジさん。まずは福井社長のこれまでの歩みから教えてください。
福井 私は大学を卒業してからNTTに入社し、約30年の間、IT関連の事業に従事していました。その中の十数年は、セキュリティ対策に携わっていたんです。前職では自治体などの大規模なお客様が主だったため、今度は、中小企業や医療機関といった、実際にサイバー攻撃で狙われやすい層のお客様の助けになりたいという思いが募り、2022年から副業という形で事業をスタートさせました。そして定年を迎えるタイミングの2025年5月に当社を設立したんです。
嶋 なぜ、中小企業や医療機関などはサイバー攻撃を受けやすいのでしょうか?
福井 例えば、空き巣がどのような家を狙うかというと、窓が開けっぱなしであったり、施錠が甘かったりといった、外から観察して内部に入りやすそうなところですよね。それはサイバー攻撃も同様で、十分な対策をしている大手企業よりも、セキュリティの弱そうな中小企業のほうが狙われる確率が高いんです。特に病院ではパソコン上にさまざまな患者さんの電子カルテが保管されているので、そこにサイバー攻撃を仕掛けてデータを使用できなくして、後からデータを元に戻すための高額なお金を請求する、という事案が起こっているんですよ。
嶋 近年のデジタル化は便利な一方で、それだけ危機管理も重要なのですね。
福井 ええ。当社ではそうした脅威からお客様を守る仕事を手がけているんです。サイバー攻撃から身を守るための装置の導入をはじめ、サイバーセキュリティに関するポリシーの作成や管理対策の運用設計、従業員への研修といったさまざまなサービスを提供しています。単純なコンサルティングにとどまらず、提案した施策の構築から導入、運用に至るまで伴走し、最後までお客様をご支援いたします。
嶋 福井社長のような、これまで30年もの経験を積んだプロのもとであれば、お客さんも安心して自社のセキュリティをお任せできます。
福井 ありがとうございます。サイバー攻撃というのは目に見えないものなので、どこまで対策をすればいいのかわからないというお客様も多いんです。そのため当社では、お客様のビジネスを第一に考え、それぞれの会社にマッチしたセキュリティ対策をご提供しています。
嶋 お客さんに合った的確な支援をしてくださるのですね。今後のビジョンについてはいかがですか?
福井 今では、中小企業や医療機関など、独立前は関われなかった層のお客様のお役に立てるようになり、大きなやりがいを感じています。今後もそうしたお客様のお力になれるよう、力を尽くしてまいります。

GUEST COMMENT
嶋 大輔
技術がどんどん進歩し、便利になるとともにセキュリティ面の強化も対策として必要になってきますよね。今後、ニーズがどんどん高まってくる事業ですし、それができるのは経験豊富な福井社長の手腕があるからこそだと思います。これからも多くの企業をサイバー攻撃から守っていってください。