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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

“父親の背中”が今も支えてくれる
受け継いだ技術と信念で未来をつくる町工場

 

製缶・鉄骨製作で社会を支える

濱中 やっぱり親父って、ただの指導者じゃなくて、自分の人生そのものに影響を与える存在なんですよね。ところで、「製缶」という言葉にあまりなじみがないのですが、具体的にどのような仕事なのでしょうか?

戸田 製缶は、金属板を切断したり、曲げたり、溶接したりして立体的な構造物をつくることです。当社ではこの技術を用いて、大学や各種施設、工場などの建設に必要な部品や装置を製作しています。

濱中 なるほど。とても高い技術力が必要な作業ですね。それに、鉄骨は建物の骨組みになる非常に重要な存在ですよね。

戸田 はい。鉄骨という頑丈な骨組みがあるからこそ、建設物は高い安全性と耐久性を実現できます。建物の基盤を支える仕事に携われていることに、大きなやりがいを感じています。

濱中 これまでに、どのような現場に関わってこられたのですか?

戸田 栃木県の大学、JRの駅、大規模なアウトレットモール、ホームセンターの流通センターなどに携わってきました。大阪・関西万博のエスカレーターや日本館の一部にも私たちの製品が使用されているんですよ。

濱中 それはすごいですね!戸田代表のような職人さんの技術が、社会を支えていることを実感します。自らの手で作った部品や装置が、大きな建物の一部になっているのは、とても誇らしいでしょうね。

戸田 そうですね。それに何より、鉄を扱うのはとてもおもしろいんです。自分の好きな仕事を通して社会の役に立てているのは、本当に嬉しいことですね。

 
 

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