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注目企業インタビュー

職人のこだわりが詰まったゴルフ工房&カフェ<br />
技と味わいが交差する、心地よい憩いの空間<br />

サービス

職人のこだわりが詰まったゴルフ工房&カフェ
技と味わいが交差する、心地よい憩いの空間

鳥居ゴルフ工房
代表 鳥居 豊

PROFILE

ゴルフ工房で経験を積んだ後、2002年に「ケイエムファクトリー稲美店」として独立。その後、「鳥居ゴルフ工房」として加古川市神野町へ移転を果たした。同工房では、グリップ交換からオーダーメードクラブ製作まで対応。「かふぇ ぶらんち」も併設し、自家焙煎のオーガニックコーヒーや国産小麦と天然酵母の手づくりパンを提供している。

COMPANY DATA

鳥居ゴルフ工房
かふぇ ぶらんち

住所
〒675-0009
兵庫県加古川市神野町西条1300-1
URL
https://www.tgc-produce.jp/
https://www.instagram.com/toriigolf/
https://www.cafe-brunch.jp/
https://www.instagram.com/cafe_brunch/

 

グリップ交換からオーダーメードクラブの製作まで

インタビュアー 濱中 治

濱中 本日は「鳥居ゴルフ工房」さんにお邪魔しています。工房内に併設されている「かふぇ ぶらんち」さんで、鳥居代表にお話をうかがっていきましょう。ゴルフ工房とカフェの融合はとてもユニークだと思いますが、この場所で工房を始められたのはいつ頃のことなのでしょうか?

鳥居 2017年の9月です。ここに移る前は稲美町で「ケイエムファクトリー稲美店」というゴルフ工房を独立開業していました。独立前の修業期間も含めると、この仕事に携わって30年近くなりますね。

濱中 かなりの経験がおありなんですね。では長年をかけて磨いた技術を生かして、お客さんに最適なゴルフクラブの提案・提供をされている、と。

鳥居 はい。当店では、グリップ交換、リシャフト、MOI調整やバランス調整からオーダーメードクラブの製作まで幅広いサービスをご提供しています。

濱中 なるほど。実際には、どのようにクラブのフィッティングを進められるのでしょうか?

鳥居 まずはお客様に現在お使いのクラブを試打室で打っていただき、重量からチェックしていきます。というのも、多くの方が自分に合わない重量帯を選んでしまっているんです。最近は軽くて硬いシャフトが流行っていますが、軽すぎると手だけで打ってしまい、フォームが崩れがちなんです。量販店だと、重いか軽いかの2択になりやすいですしね。でも実際には、クラブは10g違うだけでまったく別物になるんですよ。重量の調整は「打ちやすさ」に直結する非常に重要なポイントなんです。
 

魂を込めてクラブを組み上げる

濱中 野球のバットでも、ほんの少し重さが違うだけで感覚が全然変わりますから、繊細な調整が必要だというのはよくわかります。

鳥居 ゴルフクラブはシンプルな構造なので、重さや組み立て方のわずかな違いが大きな差として表れるんです。量販店で販売されているクラブは、メーカーの規格に沿って機械的に組み立てられていますから、その方に合わせて調整することがとても大切なんですよ。

濱中 自分に合ったクラブを使うことが、より良いスコアにつながるということですね。

鳥居 おっしゃる通りです。当店では、試打クラブを基準にスイングの特徴などを総合的に判断し、その方にとって最適な振り感(MOI)を揃えたクラブを組み上げます。少しでも気になる部分があれば何度でもやり直し、時間や手間を惜しみません。一本一本に魂を込める気持ちで、丁寧に組み上げているんです。特に、シャフトの差し方には強いこだわりを持っていますね。

濱中 鳥居代表の職人魂を感じます。素晴らしいです。

鳥居 ありがとうございます。当工房には試打室はもちろん、弾道計測器やスイング分析システムも完備しています。自分の振り感(MOI)に合っている道具を使うことで、「苦しいゴルフ」を「楽しいゴルフ」に変えるお手伝いができれば嬉しいですね。
 
 

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