注目企業インタビュー
子どもが生き生きとスポーツを楽しめる世界を目指して
やる気を引き出し飛躍させるスポーツメンタルコーチング
濱中 子どものやる気と力を引き出すコーチングとは、とても興味があります。ぜひ詳しくお聞かせください。
岡田 まずはお客様から課題をうかがい、お子さんが成長しながらスポーツを楽しく続けられる道筋と目標を立てます。そしてお客様はメンタルケアを学びながら、指導方法やお子さんとのコミュニケーションを見直していく、というのが大まかな流れです。以前、剣道の指導者をサポートしたことがありまして、その方は「剣道=厳しく教えるもの」との固定観念と「教え子が辞めたがっている」という悩みの狭間で葛藤しておられたのです。そこでメンタルコーチングを行った結果、その方は指導方法だけでなく考え方も柔軟に変わっていきました。教え子もモチベーションを取り戻し、近畿大会で優勝して全国大会に出場するほどの成長を見せてくれたんです。
濱中 それはすごい!そういえば2022年に、横浜DeNAベイスターズが12球団で初のメンタルコーチを採用したのも話題になりましたね。野球業界にも、メンタルケアの重要性が浸透しつつあるのかもしれません。
岡田 高校野球でも、メンタルトレーニングを導入した地方の高校が甲子園常連校を破った事例がありましたね。メンタルケアを成果につなげるには、脳を最高の状態に整えることが大切です。また、私は「SBT(スーパーブレイントレーニング)1級認定コーチ」の資格を取得していまして、SBTを取り入れた講座やメンタルトレーニングも行っています。最近はスポーツ関係だけでなく、経営者や企業の人事の方からお仕事のご依頼をいただくことも増えてきました。「やらなければいけない」という義務感を取り除き、「楽しい」感情に変えていくことは、スポーツでもビジネスでも大事なことなので、そのメソッドを伝えていければと考えています。