注目企業インタビュー

スペシャリスト
子どもが生き生きとスポーツを楽しめる世界を目指して
やる気を引き出し飛躍させるスポーツメンタルコーチング
メンタルオフィスAgito
代表 岡田 健太郎
PROFILE
会社員時代に長男が所属する少年野球チームの指導者を務める。しかし、厳しい指導で親子の溝が深まり、それを機に心理学を学ぶ。現在はスポーツメンタルコーチとして指導者や保護者をサポート。SBT(スーパーブレイントレーニング)1級認定コーチとしてビジネスにおけるメンタルコーチングも提供している。
COMPANY DATA
メンタルオフィスAgito
- 住所
- 〒675-1303
兵庫県小野市池田町94-1 - URL
- https://k-okada.com
ビジネスとスポーツの共通課題である根性論からの脱却。どうすれば自主性を尊重し最高の力を引きせるのか。「メンタルオフィスAgito」の岡田代表は「メンタルケアで脳を最高の状態に整えることだ」と語る。野球解説者の濱中治さんが、メンタルコーチングの重要性に迫った。
自身の失敗を機にスポーツメンタルコーチの世界へ
インタビュアー 濱中 治
濱中 「メンタルオフィスAgito」の岡田代表にお話をうかがいます。まずは、どういった経緯でスポーツメンタルコーチになったのか教えてください。
岡田 以前は会社員でしたが、長男が小学5年生のとき、彼の少年野球チームの指導者になったことがすべてのきっかけです。そこから心理カウンセラーに転身し、最終的にスポーツメンタルコーチとして活動するようになりました。
濱中 私の息子も最近野球を始めたのですが、思わず熱が入って厳しく教えてしまうんです。ひょっとして岡田代表もそうだったのでしょうか?
岡田 おっしゃる通りです。正直、当時の息子はそこまで野球が上手ではなくて。どうにかして上達させたいと思うあまり、厳しい指導をしてしまいました。その結果、ある日息子に「もう僕は野球が楽しくない。お父さんのために野球をやっている」と言われてしまったのです。思えば、少年野球に入った頃の息子は、目がキラキラして希望に満ちていました。でも、私が関わったことで、息子の楽しみを奪ってしまったのです。その経験から、本気で息子との関わり方を見直したいと思い、心理学を学び始めました。